2008年9月14日日曜日

古市商店を再訪


昨日に続いてラーメン屋探訪。今日は長南町にある「古市商店」を再訪する。山間の集落でおばあさんが一人で切り盛りするお店ながら,ニラとニンニク,ラー油が山盛りの「アリランラーメン」という激しいメニューで人気のお店だ。


前回は2007年2月に訪問。その際はまだ旧店舗(写真上)で営業していた。この旧店舗では,農家の土間にテーブルとパイプ椅子が置いてあって,そこで客が食べるというすごい形の営業スタイルを採っていた。一応,客間とかも使えるようになっていたが,完全に常連専用スペースであった。そのとき食べたのは醤油味ベースの「アリランチャーシュー」(写真中上)。大まかに言えば,竹岡系+勝浦タンタン+ニラ+ニンニクといった感じの味である。



新店舗(写真中下)は,農村集落をやや外れた山内ダム近くにある。駐車場が完備している上,店構えも普通のラーメン屋っぽくなって行きやすくなった。ただし,注文方式は従来通りの独特なものだ。この店では,基本的におばあさんが一人で注文を受け,ラーメンを作って出す。空いた席に座ったらおばあさんから声がかかるのをじっと待つ必要がある。今回,私と友人は席に着いてから注文を出すまで30分待った(笑) これで切れるようなせっかちな人はこの店には向かない。さらに同系統の味のラーメンをまとめて作るので,同タイミングで注文する人々は「醤油系」か「味噌系」のどちらかにオーダーを統一する必要もある。別系統のラーメンが食べたい場合は,再度おばあさんから声がかかるのを待って,その際に注文する。



結局,今回も食べたのは「アリランチャーシュー」(写真下)だった。醤油味とラー油味の刺々しさを玉ねぎが和らげるのが房総風ラーメンの特徴だが,ここはそれに多量のザク切りニンニクとニラが加わり,それらを化調で強引にまとめている。乱暴な印象を受け,実際にかなり荒々しいラーメンではあるが,自然たっぷりの空気の中で食べるこういうラーメンにはたまらない美味さがある。スープまで完食した。


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