2010年8月27日金曜日

トラヴィックのタイヤ交換


定期点検&オイル交換のため、ディーラーにトラヴィックを持ち込んだ。作業自体は30分ぐらいで済んだ……はずだったのだけど、タイヤがそろそろ限界と指摘された。やはりそうですか。今履いているのは前オーナーが装着した純正品(ミシュランパイロットプライマシー)で、溝はまだたっぷり残っているのですが、経年劣化でちょこちょこヒビが入っていたのですよ。


そのままにするのは危険なので、ついでにタイヤも交換してもらうことにしました。新しいタイヤはコスパ的に私が愛用しているブリジストンの「Playz」。今回はRV用の「Playz RV PRV1」にしました。サイズは195/65R15。工賃やバルブ交換など込みで61500円弱だったから、タイヤ専門店ほどは安くはないですが、まぁ、こんなもんかと。このタイヤがいいのは、静粛性と直進安定性、グリップ(そして価格)が程良くバランスしているところ。今回も交換後、ロードノイズ減少と直進安定性の向上はすぐに体感できました。グリップの方は、交換直後なんでまだ滑っていて分かりませんが、こっちもそれなりに向上すると思われます。


予想していたとはいえ痛い出費ですが、一番命にかかわるパーツなので仕方ないですね。



ちなみに作業の待ち時間に、長い間積読だった『ガベージコレクションのアルゴリズムと実装』(秀和システム刊)を読みました。評判が良いのは知っていましたが、確かに良いですね。愛に満ち溢れています。豊富な図があることと、各GCアルゴリズムのメリット/デメリットがしっかり解説されているのが特に良いところです。GC専門の日本語の解説書ってのは他に無いですし、この分野の知識を入れたければ、とりあえず必読かと。


余談ですが、図解に力を入れるというのは、国内の技術書や雑誌記事が誇ってよい部分だと思います。洋書や学術論文ってのは基本的に「分かっている人向け」の傾向が強く、正確性や深度で勝っていることが多いのですが、その半面、図解が少なくて分かりづらいんですよね。図があっても少ないとか、手抜きだったりして。まぁ、最近はそうでもなくなってきましたが、大まかには変わっていません。もっとも図は分かりやすいだけに、図解自体が間違っていると被害甚大です。……気をつけたいものです。

2010年8月19日木曜日

下水道に有機物を流さないでと呼びかける町

私の故郷である福岡県には水巻という町がある。河口近くの遠賀川と北九州市に挟まれた位置にある町だ。たまたま、この町の「下水道利用者へのお知らせ」に、次のような協力要請があることを発見した。



  • 下水道に有機物を流さないようにしてください。

  • 水洗トイレにはトイレットペーパー以外のものは流さないようにしましょう。


水巻町の住人は大変だ。要請に従う限り、便は下水道に流してはならず、各戸で個別に処理する必要があるからだ。


……なんて書くと、そんなイチャモン付けて性格が悪いと言われそうだし(実際悪いが)、常識で考えれば分かるだろうと言われそうだけど、役所が住民の行動を制限しようという呼びかけなんだからキチンと書いて欲しいと思う。後者の文言(トイレットペーパー以外の~)は、ここに限らずいろんな場所に書いてあって、そのたびに突っ込みを入れつつも慣れてしまったが、水巻町では「有機物不可」ということでそれがさらに強調されていておかしい。紙だって有機物だよという更なる突っ込みも可能だ。



  • 下水道に危険物を流さないようにしてください。

  • 水洗トイレには便と水、トイレットペーパー以外のものは流さないようにしましょう。


リンク先の例示を見る限り、こんな感じでいいんじゃないかな。

2010年8月17日火曜日

VirtualBoxでCentOS 5.5を動かす方法

仕事で必要になったので、Fedora 12上のVirtualBox(3.1.4 OSE)でCentOS 5.5を動かそうとした。しかし普通の仮想マシン構成では、インストールの途中、HDDのフォーマット辺りで落ちてしまって使い物にならない。検索してみると、わたなべひろふみさんのブログにも同様のことが書いてあった。VMwareで導入したディスクイメージを持っていってもカーネルパニックになってダメらしい。


HDDのフォーマットで落ちているわけだから、仮想ディスクコントローラに何か問題あるのだろうと見当をつけて構成をいじってみたところ、回避策を発見した。少なくとも私の環境では、仮想HDDを標準のIDEコントローラ(PIIX4)ではなく、SATAコントローラ(AHCI)に接続するようにすれば、CentOS 5.5のインストールと利用ができるようになった。仮想CD-ROMドライブはIDEコントローラに接続したままで問題なく利用できる。同様の問題でお困りの方はお試しあれ。

2010年8月13日金曜日

7月に食べたラーメン

7月も色々ラーメンを食べた。カメラ忘れて写真撮ってない店もあるけど、簡単にご紹介する。


ASIAN BOWL 冬蔭激城麺 (トムヤムゲキジョウメン)


7/6訪問。完全予約制ラーメン店「藤巻激城」(中目黒)で有名な藤巻将一氏がプロデュースするお店。神田にあるこちらの店もトムヤムラーメンを基本にしている。仕事で良く行く場所の近くにあり、うまいとも聞いていたので、前々から行ってみたかった所だ。この日は予想外に仕事が早く終わったので、18:00ちょっと前に初訪問できた。夜の部が始まってすぐだったこともあり、先客はゼロ。基本の「冬蔭激城麺(赤)」を注文した。しばらくしてトムヤククンをベースにしたスープに、糸唐辛子、白髪ネギ、パクチー、目玉焼きなどが美しく盛り付けされたラーメンと、ミョウガや山葵を乗せたご飯がセットで出てきた。このご飯は、ラーメンの食後にスープと余った具をかけて雑炊風にして食べるものである。


麺は平打ちの中太麺。タピオカ入りで柔らかいが弾力がある。辛味と酸味の混じったスープに良く合っていた。トムヤムラーメン自体は西早稲田の「ティーヌーン」など数店で食べたことがあるが、ここのは流石に素材レベルからして違う。ご飯も含めて美味しくいただいた。1200円という価格もこれならば納得である。お勧め。







店名ASIAN BOWL 冬蔭激城麺 (トムヤムゲキジョウメン)
営業時間11:30-14:30、17:30-20:30
定休日日・祝
住所東京都千代田区内神田2-7-2 ラフィネ1F

博多ラーメン ばりこて



7/6訪問。福岡出身の店主が営む博多ラーメンの店である。最近、福岡に逆進出を果たしたとか。最寄駅は東高円寺。食べログで割と評判が良いようなので以前から行ってみたかった。カウンターの7席しかない狭い店だが、21:00前到着で待たずに座れた。タイミング次第では待つことになるだろうが、客の回転は速いだろうからあまり気にする必要はないかも。この日、注文したのは「ねぎラーメン」(720円)で、麺はばりかた。


味はAクラスの長浜豚骨だった。気持ちラードが多いことと、塩分濃度が高いように感じられたが十分に範囲内だろう。特別臭いとか、特別濃いとかの突出した点は無いので、遠方から食べにくるほどではないが、近くに住んでいれば通うレベル。博多直送の麺が美味い。また元だれにアゴ出汁を使っているらしく、これも良かった。







店名博多ラーメン ばりこて
営業時間[火-土]11:30-15:00、17:30-26:00 [日]11:30-15:00、17:30-23:00
定休日
住所東京都杉並区高円寺南1-30-15

肉玉そば おとど



7/6訪問。北松戸の駅前に今年の6月にオープンした新店である。22:00過ぎに到着したが、行列が出来ていてかなり待たされた。行列が出来るのも当然というか、写真を見ても分かる通り、かなり強烈なラーメンを出す店なのである。基本メニューは、鶏・豚・牛を使った濃厚な家系風のスープの上に豚バラの焼肉と生卵が乗る「肉玉そば」。写真もその肉玉そばである。


卵を崩しながら若干柔らかめの中太麺をすすると、気分は「鍋焼きうどん」だ。といってもゲテモノ感は無く、スープがしっかり主張しているので、あくまでもラーメンの味である。スープの濃度や塩分、脂分が凄いので、ご飯が合うだろうなと思わせる。実際、このお店のコンセプトは「日本一ごはんの進むラーメン」なのだそう。ご飯は無料で、お代わりも自由だった。私はこの日3食目のラーメンだったので頼まなかったが。


ガツンとしたラーメンが食べたい方にお勧め。







店名肉玉そば おとど
営業時間[平日]11:00-15:00、18:00-26:00 [日祝]11:00-26:00
定休日なし
住所千葉県松戸市上本郷901

(続きはまた後で書きます)

日経Linux 2010年9月号


書くのを忘れていましたが、8/8発売の「日経Linux 2010年9月号」にも記事を書いています。今回は連載「Linuxカーネルの新機能」の2ページです。BtrfsのDirect I/Oサポートを取り上げています。まぁ、BtrfsでもDirect I/Oできるようになったよ、ということを説明しているだけなんですが、圧縮エクステントやインラインエクステントが対象の場合はBuffered I/Oにfallbackするという特殊動作についても触れています。


自分の記事以外で面白かったのは、特集1 Part3の「iPad似の1万円"Linuxタブレット"を解剖」です。iPadのパチモンの「iPed」(笑)を真面目に解説しているのが愉快です。それにしても米田聡さんはたくさん記事書いておられますね。あと、特選フリーソフトのコーナーで電子書籍作成ソフト「Sigil」が紹介されていました。8/11公開のUbuntu Weekly Recipe 第134回でも取り上げられていますし、やはり旬なネタなのだなぁと、今頃思ったり。


あと「読者から」に、Fedora 13特集でnouveauドライバについて書いてほしかったという意見があって気になりました。Gallium3Dの話とか、対応ハード、性能などについて書けということでしょうか。面白そうですね。最近、Xのドライバ周りグラフィックスドライバ周りは、nouveauに限らず色々動きがあるので、まとめてみるのもいいかもしれません。ハードを集めるのとテストが大変ですが、どうでしょう? >編集部の方。 もっとも、「映ればいい」という方はドライバには興味ないだろうし、性能や機能を気にするユーザーはメーカー製ドライバ入れるだろうから、あんまり関心度は高くないかもしれません。


なお、Fedora 13特集でnouveauについてほとんど書いていなかったのは、ページ数が限られていたのと、nouveauドライバそのものは全然新しいものではないからです。2007年5月リリースのFedora 7から利用できるようになっているし、2009年6月リリースのFedora 11から標準で使われています。そんなわけで、紹介すべき「Fedora 13の新機能」としては優先度が低くなってしまいました。去年書いたNVIDIA ION特集みたいに、なにか機会があると書きやすいのですが…。そういやVAAPIについても書きたいなぁ。

2010年8月12日木曜日

Firmware Test Suite (fwts)

BIOSやUEFI、ACPI関連のテストを実施し、問題点の報告と改善策をアドバイスしてくれるツール。テスト項目は30以上にわたる。Ubuntuのカーネル開発者が作成していて、コードはLaunchpadから入手できる


テスト用コードは、昔からある「Linux-ready Firmware Developer Kit」から引っ張ってきたほか、独自に追加したものもあるそう。今の仕事が終わったら試してみたい。

2010年8月10日火曜日

Adobe Digital Editionsの出来が悪すぎる

あわしろいくやさんがEPUB文書の配布を始められた。スマートフォンや電子ブックリーダが必要ない生活をしていることもあり、特定の電子書籍のフォーマットにはあまり関心がなかったのだが、いいきっかけなのでちょっと体験してみることにした。


まずWindowsで閲覧しようとしたのだが、Adobe Digital Editionsでは本文が文字化けして読めない。なんと、本文が格納されているxhtmlファイルそれぞれのhtml宣言部分に言語指定を追加しなければならないらしい。確かに言語指定を追加すれば正しく日本語表示されるし、それが規格上正しい動作なのかもしれないが、どうにも不親切なビューアだ。言語指定がない場合は、ファイル構成を定義する「content.opf」の言語設定を仮定するとか、もう少し親切な動作があるんじゃないだろうか。


表示される文字も汚すぎる。アンチエイリアスもかかっていないし、フォントの変更も手軽にはできない感じだ。というか設定そのものがロクにできない。バージョン1.7.2なので開発版というわけでもないし、やる気がないということかなぁ。禁則処理には対応しているようだったが、文字間隔の調整がいまいちで、それも読みづらさを助長していた。


Linuxでは、FBReaderを使うのが一般的なようだ。こちらだと日本語も問題なく表示できるし、文字表示もかなり綺麗。設定も色々できて、禁則処理にも対応している。こちらの禁則処理は単語単位に間隔を調整するタイプだ。要は日本語のような分かち書きされていないテキストを考慮していないだけなのだが、基本的に行末だけの処理になるので、こちらの方がかえって読みやすい。もっとも英単語が文中にあると、ぎょっとするぐらい間隔が空くことがあるので、好みは分かれるかも。


FBReaderにはWindows版もあるから、Adobe Digital Editionsは捨ててこちらを使うことにしようと思う。(追記)あわしろさんのお勧めはFirefox拡張の「EPUBReader」らしいです。試してみましたが、こりゃ確かにいいですね。ブラウザの拡張機能の利用は基本的に避けている私ですが、EPUBは構成的にWebブラウザで見るのが自然ということもあり、これを使うことにします。


EPUBそのものについては、DRM抜きで見る限り、HTMLやPDFを凌駕するようなメリットは感じられなかった(そりゃそーだ)。ただ、作成に大して手間もかからないようだし、過去のコンテンツを公開するような場合には別に対応しても良いかもしれない。……しかしまぁ、今回のエントリは2010年に書くような内容じゃないですな。我ながら自分の新しもの嫌いに苦笑してしまう。

2010年8月9日月曜日

掃除機でPC内部のホコリを吸う際は注意

セキュリティホールmemo経由か何かで「パソコントラブル出張修理・サポート日記」を読んだところ、こんなことが書いてあったのに目が留まった。



これらの掃除をする際は、基盤などの回路面に掃除機の吸い口が当たらないように充分に注意する必要がある。なぜなら、


掃除機の吸い口のところは、空気やホコリを吸い込む過程で、静電気が発生しているから。



これまで気にせずにガシガシ掃除機で掃除していたぜ……。言われてみると確かに危険そうだ。富士通のFMVマニュアルにも、PC内部の部品が「掃除機の吸引口や人体にたまった静電気によって破壊される場合があります」と書いてある。壊した経験が無いのは、普通のミニタワーケースばかり使っていて、ケースの底部に溜まったホコリか、ファン周辺のホコリしか吸っていなかったからかもしれない。


これから、ちょっとは気を付けることにしよう。

オープンソースプロジェクトで実装刷新をスムーズに進める方法

土日にいくつかの論文を読んだ。そのなかで面白かったのが、産総研の上野乃毅氏が書いた「GNU Emacsにおける暗号化機能の刷新」(日本ソフトウェア科学会「コンピュータソフトウェア」Vol.26 (2009)掲載)だ。タイトルからは若干内容を想像しにくいが、オープンソースプロジェクトにおいて実装刷新をスムーズに進めるにはどうすればいいかについて語ったものである。同氏が開発したGNU Emacsの暗号化機能「PGG」を、新しい実装「PGG2」に刷新しようとした際に直面した抵抗やマージ拒絶の経験を踏まえ、コミュニティに受け入れやすい提案方法を提示したり、ロビー活動の重要性を語る内容になっている。詳しくは読んでもらった方がいいのだけど、簡単にまとめると提案されているのは以下のようなことだ(かなり意訳)。


  1. 実装がある程度成熟してから提案する

  2. 非互換性が生じるならば、それを予め明確にしておく

  3. 実装提案は柔軟に受け入れる

  4. 開発プロセスに関与してコミュニティの信頼を得る

  5. 有力者へのロビー活動で無駄な議論を避ける


大まかにはLinuxカーネルの開発などで言われていることと同じだけど、(1)が決定的に違うのが興味深い。lkmlなどでは、完成品をドカンと投稿するよりも、アイディア段階から提案・議論を進めるのが良いとされているからだ。


最初は、プロジェクトの開発速度の差がこの違いを生んでいるのかなどと想像したが、プロジェクトにおける実装の位置付け次第なのかもしれないとも思えてきた。コアに近い部分の変更で、広い範囲に影響があるようなものなら議論してから実装の方が良いし、周辺機能の実装ならば、実装が完成してから提案する方がスムーズということではないだろうか。

2010年8月6日金曜日

フリーになって分かったこと

フリーになってから、かれこれ5年は極貧生活が続いているわけだが、それで分かったことがある。


安い乾麺のうどんは、おっさんの靴下の臭いがする


ということだ。これを食べるたびに、この世が苦界であり、罰を受けるために生かされているということを痛感する。

リストされているPDFファイルを一括ダウンロードする方法

wgetのオプションを自分で調べるの面倒だなーと思ってぐぐったら、commandlinefu.comの「get all pdf and zips from a website using wget」が引っかかった。おーこれこれ。こうして見ると案外単純だったな(偉そう)。zipはいらないので、そこだけ抜いて実行した。


wget --reject html,htm --accept pdf -rl1 url

PDFファイルがべらぼうにある場合はwaitとか入れないといかんでしょうが、10数個だったので今回は入れずに実行した。

2010年8月5日木曜日

ワグナリアに行ってきました

8/3に都内で仕事だったついでに「ワグナリア」に行って来たぜ! 13:00ぐらいに行ったんで、お店のスタッフはかなり忙しそうでした。そんな時間に押しかけてすんません。客は見た感じ、一般客6割、オタク4割という感じ。最近この手のキャンペーンが多いせいでしょうか、夏コミ前だからでしょうか、意外に少ない印象です。



これは「ワグナリア特製プレート」(税込1396円)。照明の関係で旗が透けて、ぽぷらに髭があるようにも見えます。プレートの方は、かなりガッツリした味と量で食べ応えがありました。



旗の表裏はこんな感じ。



これがタイアップ商品用のメニュー。普通は注文後に店員さんが回収するみたいなのですが、なぜか食べ物が来た後もずっと私のテーブルに置いてありました。サービス? それはともかく、どうやっても照明が写り込むのを避けられなかったのが残念です。


んでタイアップ商品を注文すると1品につき「オリジナルコースター」が1つ付いてくるのです。8/1~14までの第1弾は、ほぷら/小鳥遊/八千代/店長の4種類。8/15~31までの第2弾は、伊波/山田/佐藤/相馬の4種類になっています。くっ……商魂たくましいぜ。


さて私がもらったコースターは……



小鳥遊かよ! ……八千代!パフェ!



これが「ワグナリア特製パフェ」(税込525円)。写真は旗の向きを変えて撮影したもので、2個頼んだわけではありません。コースター狙いならパフェのみの方が効率が良いわけですが、いい大人なのでそういう頼み方はできませんね。いい大人はこういうタイアップには乗らないとか言わないように(笑)


で、パフェに付いて来たコースターはというと……



元ヤンキーかよ(泣)


こういうのはお祭りの雰囲気を楽しむのがメイン、コースターが思い通りに来ないからといってガタガタ言うのは野暮ってもんさ。と、この瞬間まで思ってましたが、連続でハズすと結構凹むもんですなぁ……。人間が小さいってことかな……


ちっちゃくないよ!(お約束)

2010年8月4日水曜日

Linux起動直後のメモリーアロケータの変遷

起動直後に使われる、いわゆるearly allocatorに変更が相次いでいるようなので、個人的な備忘録としてまとめてみた。



Linuxカーネルではメモリー確保にbuddyアロケータを使用している。しかしこれが利用できない起動直後には、段階に応じていくつかの異なる仕組みでメモリーを確保するようになっている。x86アーキテクチャでは、時間経過の順に次のようなものが使われる。


  1. extend_brk()

  2. reserve_early*()関数群

  3. bootmemアロケータ

  4. buddyアロケータ

カーネル2.6.34になって「CONFIG_NO_BOOTMEM」というオプションが用意された(LWNの記事「The NO_BOOTMEM patches」)。これを有効にすると、bootmemアロケータの代わりにreserve_early*()関数群が使われるようになり、bootmemアロケータが不要になる。デフォルトでCONFIG_NO_BOOTMEM=yとなっているので、カーネル2.6.34以降のx86環境では、(設定を変えない限り)bootmemアロケータは使用されない。


これでかなりシンプルになったが、reserve_early*()関数群はx86専用コードで、これを保守し続けるのは効率が悪い。代わりに汎用初期アロケータの「LMB(Logical Memory Block)アロケータ」 をx86でも使うようにしよう……というのが、最近の動き(LWNの記事「Moving x86 to LMB」)。カーネル2.6.35にこそ間に合わなかったものの、このまま大きな問題が出なければカーネル2.6.36でマージされるはずだ。もっともNO_BOOTMEMもなかなかバグが取れずに一悶着あったわけだから、どうなるかは分からない。


(追記)図の言葉の選択ミスを修正。「未使用」→「非使用」→「不使用」。


2010年8月3日火曜日

2010静岡遠征 その3

昨日のエントリにも書いた静岡遠征の続きです。今回は撮影したガンダム動画を掲載します。ど素人&安デジカメでの撮影なのでクオリティは期待しないでください。



起動音が胸を熱くさせます。



ガンダムの頭部は左右上下に可動。メインカメラや各部のライトが光り、水煙も出て雰囲気はばっちりです。




ライトアップされてからの撮影。横向きに見てください。ビームサーベルの粒子感の演出が最近のガンダムっぽいですね。BGMにはガンダムUCのEDテーマ「流星のナミダ」がかかっています。RX78とは時代が合っていない気もしますが、今やってる奴ですからね。良い曲ですし、雰囲気的にはとてもマッチしていたので不満はありませんです。

2010年8月2日月曜日

AppArmorがカーネル2.6.36でマージ

カーネル2.6.35が出たな…と思っていたら、7/30には「AppArmor set to be merged for 2.6.36」なんてポストがあったんですな! AppArmorは比較的使いやすいセキュアOS機能なので喜ばしい限りです。


これで国内ではいまいちな普及度のopenSUSEが勢いづいたり……はしないかな(して欲しいが)。

2010夏 静岡遠征 その2

前回のエントリに続き、7/31の静岡遠征の報告です。今回は静岡遠征のメインターゲットについて、写真を中心にレポートします。



キター! 国道1号線で東静岡駅(北口)に近づくと見えてきます。連邦の白い悪魔だ!! ご存知の通りこれは、静岡ホビーフェア会場で展示されている「RG(リアルグレード) 1/1 RX-78-2ガンダム」。お台場での展示には行かなかったのに、静岡に移転するとなぜか見に行きたくなりました。



見よ、この勇姿!この質感!この立体感!!(←立体なので当然だ)



ランドセルや足回りはこんな感じ。台座が濡れているのはガンダムが水煙を出すためです。



背面など。逆光なのがいい感じです。



メインカメラや各部のライトが光り、水煙が出るなどギミック満載です。頭部も可動。



もっともお気に入りの写真。哀愁ただよう感じが出ています。脚部に照明ライトが被さっていたり、背景の看板が興醒めだったりしますが、こまけーことはいいんだよ!!



夜間はライトアップされます。ライトアップされてからのかっこよさは、これまた別格です。動画も撮影しましたが、それはまた後ほど。

2010年8月1日日曜日

2010夏 静岡遠征 その1

浜名湖の弁天島にある「山本亭」で、すっぽんを食べた。4人で梅コース(12600円)を注文。ちなみに私を含む3人は、すっぽん初食だった。私は、昔食べたマムシで懲りて「爬虫類はなぁ……」と敬遠していたのである。



新鮮なレバ刺は、臭みなどなく美味い。微妙なホロ苦さもいい感じ。



レバ刺と一緒に出された心臓。まだピクピクと動いていた……。みんなのハートをキャッチだよ!(やめい)。食べた友人によると、こちらも美味だったとのこと。



T氏に奢ってもらった鰻の白焼き。白焼きだと脂の乗り具合がダイレクトに味わえる。おおっぴらには肉食できなかった江戸時代に鰻が珍重された理由が良く分かる脂の多さ。白焼きと言えば、茨城・神栖市にある「保立川魚店」にもそのうち行ってみたいかな。看板を見た感じだと浜名湖周辺にも同様に白焼き(のみ)を店頭販売している店が数軒あるようだった。



続いては唐揚げ。これは鶏の唐揚げと味的にはほとんど区別が付かない。骨が多い点が違うぐらいか。



生姜仕立てのスープ。エンペラなどが入っていてコラーゲンたっぷり。あっさり味で美味いのだが、飲み進めると、脂なのかコラーゲンなのか、意外にどっしりとしたコクがあることに気付く。これは確かに滋養がある感じですよ。ラーメンのスープにしても十分行けるんじゃないか。なお、偽薬効果なのかどうか分からんが、2名ほどが「目が良く見えるようになってきた」「眼精疲労が取れた」と言っていた。血行が良くなったせいか?



最後におじやで締め。スープは先ほどのものとは別仕立てになっている。細かく刻んだすっぽん肉が入っている。生姜が前面にこない分、こちらの方が「すっぽん風味」を良く感じられた気がする。ただ、こちらも三つ葉が多量に入れてあったりして、臭い消しに注力しているのが分かる。がんばって消すような臭みは無いと思ったが、個体差などもあるのかも知れない。実際、すっぽん既食のT氏は「ここのは全然クセが無い」と言っていた(もっとも、T氏はそのクセも好きらしい)。


4人で食べるにはすっぽんの型が小さいのでは…という懸念があり、実際、出てきた肉の量は多くはなかったのだが、すっぽんはスープを味わうものなのですな。スープ、おじやと食べることで、量的な不満はほとんど感じなかった(まぁ、自分で料理して食べるなら、スープにさらに鶏肉追加したり、うどん投入したりするでしょうが)。内容的にも、これまで抱いていたすっぽんへの警戒感が払拭できて良かったと思う。