2008年9月21日日曜日

土曜日もラーメン行脚


20日土曜日もラーメン屋巡りとなった。まず開店直後の「麺家樹幸」(千葉市緑区)を訪問。千葉のラーメン好きには言わずと知れた名店だが,実は今まで行ったことがなかった。無化調の醤油ラーメンにはあんまり良い思い出がないのと,むさ苦しいおっさんにはちょっと入り辛いのではないかと感じて敬遠していたのだ。しかし,思い切って訪問してみて大正解! 伊達に名店と呼ばれているわけではないなと納得した。入り辛い雰囲気も一切無かった。


注文したのは「こくまろ醤油」の大盛り(写真上)。鶏ベースに野菜等の旨みが解け出したスープに,切れの良いカエシが加わり,それを適量の背脂が包み込むことで,コク・キレ・旨み・まとまり感すべてにバランスの取れた出来になっている。やや細めの麺との相性も良い。基本的に豚骨派の人間だが,こういうのを食べると醤油も良いなと改めて感じる。スープまで完食した。スープの温度も熱々で良かった。



続いて,養老温泉まで足を延ばして「滝見苑けんこう村 ごりやくの湯」で入浴。ここは2005年にオープンした日帰り入浴施設という。メンテが行き届いているお陰かまだまだ新しく,去年か今年あたりにオープンした施設かと勘違いしたほどである。端境期だったのが幸いして,ほとんど貸切状態での入浴となって快適であった。ただ泉質はそれほどではない。露天風呂の方は真湯に近いぐらいに加水されていたし塩素臭が強い。内湯はそれなりに色付きがあり弱いモール臭もあったが,炭酸水素泉を意識するほどのツルスベ感はなかった。


その後,同行している友人に,いすみ鉄道の久我原駅(写真中上)を見せに行った。この駅はとにかくロケーションがすごい。人家もまばらな山中にある上,駅がそこにあると知っていなければ,最寄りの道路を走っていてもまず駅の存在に気付かないのだ。誰もが「なぜここに駅?」と驚くはず。駅舎もバス停並だ。友人もそれなりに驚いてくれたようである。



久我原駅に来たのはもう一つ理由がある。この駅からすぐの国道297号線沿いに「馬鹿ちゃん」というラーメン屋があって,どんな味なのか気になっていたのだ。ちなみにこの店名「うまかっちゃん」と読むらしい。福岡出身者としては「インスタントラーメンかよ!」と突っ込みたくなる。入店してみると品数がやたらと豊富で,いわゆる普通のドライブインである。あまり期待せずに「チャーシューメン」(写真中下)を注文した。ところが,これがなかなかのヒット。豚臭さが香る恐らくは味噌漬けのチャーシューと,ダシが効いたあっさり目の豚骨スープが良く合っていて,何となく喜多方の「まこと食堂」を思い出させる味だった。麺は細めの中華麺でそれなりに美味い。いわゆるラヲタが来るような店ではないものの,自分的には満足が行く一杯であった。ただし,具のワカメやモヤシ類はいらないかも。


夜は東金市の「しあわせラーメン金の糸」で,「パーコー麺」(写真下)を金の糸スープで食べた。甘めの豚骨スープに,出来立ての豚ロースの唐揚げが乗るラーメンである。こう書くとくどいように思えるかもしれないが,意外にマイルドな味だ。具の生レタスが箸休めになっていてそれも良いのだろう。定期的に訪れる店だが,改めてレベルの高さを感じた。


0 件のコメント: