2008年11月30日日曜日

すごく……いたいです

やべーっす。滅茶苦茶歯が痛くなってきました。しかも右下の第2大臼歯の下あたりが浮いた感じに腫れてきています。昨夜は右上に痛みを感じていましたが,本当の病巣は下でしたか。放散痛といって痛む場所を間違うことは良くあるらしいです。それにしても痛い。寝る前にバリファックスを飲んだのに痛みで目が覚めてしまいました。これは堪りません。


とてもあと1週間耐えられそうもないし,仕事にも差し支えます。そこで昨日予約を入れたのとは別の歯科医院に朝一で駆け込むことにしました。日曜日も開いている歯科医院は少ないため混んでるだろうなと想像し,実際にそうだったのですが,それでも9:00に訪問して10:00にはとりあえずの治療が終わりました。先生の説明によれば,隣の歯が無いために臼歯が傾き,傾くことによって噛み合わせが悪くなり,それで神経が炎症を起こしていたそうです。結局,局部麻酔をして歯を削り,抜髄してもらいました。薬を塗って仮ブタをして本日は終了。次は3日後です。


麻酔でまだ下顎が痺れてるのに,歯科医院を出る頃には既に痛みが戻ってきたのがちょっと気になるところです。しかも気のせいか上の歯が痛みます。やはり上も悪いのでしょうか。ただ上のどの歯を押しても痛みはありませんので,抜髄した下の歯が麻酔切れで痛んでるだけかもしれません。鎮痛剤は麻酔が切れる前に飲んだ方が良いというのを以前に読んだことがあり,それに従って早々に服用したため現在痛みはありません。このまま何事もなく済めば良いのですが…。それにしても東金にも日曜日に開いている歯科医院があって助かりました。

2008年11月29日土曜日

解熱鎮痛薬を購入


夕方になってまた歯が痛み出した。アセチルサリチル酸配合の鎮痛薬を買いに近所のドラッグストアに行く。この辺の薬はまぁ、「バファリン」「ケロリン」辺りが定番だ。やさしさ成分wが入ってない「バイエルアスピリン」なんかはかなり効きそう。物色中に目に留まったのが「バリファックス」といういかにもな名前とパッケージの後発医薬品だ(写真)。ご丁寧にバファリンの隣に陳列してある。主成分もアセチルサリチル酸とやさしさ成分(ヒドロタルサイト=制酸剤)でバファリンと一緒。値段はもちろん安い(2割安ぐらい)。


結局、アスピリンぐらい枯れた薬なら、ゾロでもいいだろとバリファックスを2箱(80錠=40回分)購入。家に帰って調べたら、ヘアカラー製品を主力にする名古屋の「ホーユー」という会社の製品らしい。しかし同社のWebサイトの解熱鎮痛薬のページにバリファックスは載っていない。売り逃げ系の製品なのか? 成分がまったく同じ「ベネスロン」という薬は売ってるので、名称やパッケージにクレームがついたのかもしれない。

歯が痛い

昨夕から右上の奥あたりの歯がジクジクと痛い。痛み止めをと家捜しして見つけたのは「熱龍」という風邪薬。成分表を見るとアセトアミノフェン、カフェイン、エテンザミドが入ってるいわゆる「ACE処方」の薬のようなので、とりあえずそれを飲む。若干痛みは治まったものの、その後もずっと痛みは続き、午前0時頃に再度「熱龍」を飲んだ。痛みのピークは午前3~4時頃。明け方にようやく眠れた。


朝9時に起床し、かかりつけの歯科医院に電話して予約を入れる。しかし最短で12月6日にしか空きがないという。もう少し痛みを強調すれば今日診察してもらえたのかもしれないが、大の大人が痛いというだけでゴリ押しするのもみっともない。提示された日時で予約を入れた。もっとも歯の神経がむき出しになったようなガツンとした痛み(経験あり)だったとしたら、恥も外聞もなく泣きついたことだろう。診察までの期間は、アセチルサリチル酸入りの痛み止めでも買って誤魔化しておこう。ただし胃は悪くなりそうだ。


分かりにくい場所にある歯科医院だけど、私がそう思っているように、他の患者さんもここの先生の治療や対応を気に入っているのだろう。コンビニより多いと言われている歯科医院。それにも当たり外れはやっぱりあって(田舎は特にそれが顕著)、良い所はこうして患者も多いわけだ。自分に原稿依頼が少ないのも納得である(笑) ちなみに東金にはセレブ御用達として名高い超有名歯科医院があるが、そこではない。

2008年11月27日木曜日

VMwareゲストの仮想コンソール切り替え

いつも忘れるのでメモ。大抵のLinuxディストリビューションではCtrl+Alt+Fnで仮想コンソールを切り替えられる。しかし,VMwareの中でゲストOSとしてLinuxを稼働させている場合はこれが効かない(少なくともホストOSがLinuxの場合)。仮想コンソールを切り替えるには,次の手順でキー入力する必要がある。



  1. Ctrl+Alt+スペースを入力

  2. Ctrl+Altを押したまま,Fnキーを押す

2008年11月26日水曜日

Fedora 10リリース

当初の予定から1ヶ月ぐらいは遅れましたが(毎回か)、とりあえずFedora 10が無事にリリースされたようです。「日経Linux」では現在作業中の2009年1月号ではレポート記事だけを掲載し、年明け発売の2009年2月号に特集記事を掲載する予定みたいです。


それにしても昨晩から始めているBitTorrentでのDVDイメージのダウンロードは、まだあと1日以上かかるみたいです(笑) 毎回ではありますが、こういうときは田舎暮らしが恨めしいですね。自治会が嘆願書をまとめて要望しているみたいですけど、なかなかフレッツ光のサービスエリアに入りません。すぐ近くまで光ファイバは来てるんですけどね。電波が入るみたいなんで、イー・モバイルも考慮中です(極貧なので躊躇しています)。

カーネルで使われるC99やGCCの拡張機能

developerworksに「GCC hacks in the Linux kernel」という記事が載ってるのを発見。ざっと目を通してみた。別段新しいこともなさそうだけど、カーネルのソースを例示してまとめてあるので、私のように忘れっぽい人間にはソース読む際に助かるな。


「カーネル内でもっとも広く使われる最適化技法」として紹介されていたのは、__builtin_expectの利用だった。これは、条件分岐個所に通常適用されることが多い値を指定しておくことで、コモンケースでの処理を高速化するための組み込み関数だ。GCC 2.96からサポートされている関数なので今更感はあるが、このぐらい枯れてると私が書くような記事でも取り上げることがあるかも。カーネルでは2つのマクロを定義し,条件が真になりそうな個所をlikely、偽になりそうな個所をunlikelyで指定している。これらのマクロの定義は、値を「1」か「0」に正規化するために、次のようにちょっとトリッキーになっている(unlikelyの方は別にこんなことしなくてもいいと思うけど、記述をそろえるため…かな)。


#define likely(x)   __builtin_expect(!!(x), 1)
#define unlikely(x) __builtin_expect(!!(x), 0)

2008年11月25日火曜日

GCC 4.4

Martin MichlmayrさんがDebianアーカイブをGCC 4.4でビルドしたところ,220の問題があったとのこと。大部分が些細なバグのようでパッチも投稿済みという。未解決のものは30ぐらい。boostヘッダーがGCC 4.4では動作しないことによる問題が35パッケージにあるらしい(Tracking GCC 4.4 related build errors)。


問題の大半は,GCC 4.4の強化されたプリプロセッサ・チェックによって表面化したようだ。「GCC 4.4 and better preprocessor checks」にサンプルを挙げてある。また,C++ヘッダー群をGCC 4.3に合わせて整理した際に一部の依存関係が破壊されたようで,それに起因するビルド・エラーも結構あるとか。特に<cstdio.h>がインクルードされない問題が多いという(GCC 4.4 related build problems: missing #include)。


以上,備忘録としてメモ。

2008年11月24日月曜日

Ulrichお前か〜

はなぽんさんがご指摘のFedora 9でKamikaze 7.09のイメージがビルドできない問題ですが,こちらでもFedora 9の環境を作って試したところ完全に再現しました。確かに「build_mips/linux/scripts/mod/sumversion.c」のビルド時に「PATH_MAX」の未定義エラーで終了します onz。こりゃまた訂正記事ものです。ただ私がテストしたFedora 8では何の問題もなくビルドできるんですよねぇ。


訂正記事を書くにも原因を調査せねばなりません。コンパイル済みのファイルをfileコマンドで調べてみると,どうやらbuild_mips/linux/scripts以下のファイルはクロス・コンパイラではなく,システム・コンパイラを使ってビルドされているようです。そのためシステム環境によって違いがでるわけですね。cppコマンドを使って,sumversion.cのコンパイル時に読み込まれるヘッダーを調査します。Fedora 8(x86_64)での実行結果から肝になる部分を抜き出すと次のようになります。


# 1 "/usr/include/bits/socket.h" 1 3 4
# 30 "/usr/include/bits/socket.h" 3 4
# 1 "/usr/lib/gcc/x86_64-redhat-linux/4.1.2/include/stddef.h" 1 3 4
# 31 "/usr/include/bits/socket.h" 2 3 4

# 1 "/usr/lib/gcc/x86_64-redhat-linux/4.1.2/include/limits.h" 1 3 4
# 11 "/usr/lib/gcc/x86_64-redhat-linux/4.1.2/include/limits.h" 3 4
# 1 "/usr/lib/gcc/x86_64-redhat-linux/4.1.2/include/syslimits.h" 1 3 4

GCC付属のlimits.hから始まって,各種限界値を表すマクロを定義したヘッダーが読み込まれています。これをずっとたどっていくと「PATH_MAX」を定義している「linux/limits.h」が読み込まれるわけです。一方,Fedora 9(i386)で同じことをやった結果が次です。


# 1 "/usr/include/bits/socket.h" 1 3 4
# 29 "/usr/include/bits/socket.h" 3 4
# 1 "/usr/lib/gcc/i386-redhat-linux/4.3.0/include/stddef.h" 1 3 4
# 30 "/usr/include/bits/socket.h" 2 3 4

つまり/usr/include/bits/socket.hに何らかの変更があって,limits.hヘッダーが読み込まれていないことが分かります。実際にsocket.hを調べるとFedora 8のものにはあった「#include <limits.h>」という行が,Fedora 9にはありません。glibcのgitツリーを調べると,2008年1月16日にglibcの中心開発者Ulrich Drepper氏が「Cleanup namespace」というコメント付きでこの変更を加えていることが分かります(差分情報)。つまり悪いのはUlrichです(違)。


カーネルの方も2.6.22以降ではこの変更に対応しているのですが,不幸なことにKamikaze 7.09のカーネルは2.6.21.5。それでFedora 9環境ではエラーになるわけです。Fedora 9だけでなく,上記の変更が取り込まれたglibc-2.8以降を採用する環境ならエラーになると思われます。試してないですが,Ubuntu 8.10でもダメでしょう(8.04はOKのはず)。


エラーになる際は,はなぽんさんが書かれている通り次の行をsumversion.cの先頭に挿入して再度makeすればビルドできます。


#include <linux/limits.h>

それにしてもこういうのはライター泣かせですね。締め切り前で(あるいは過ぎて)切羽詰まった環境でどこまでテストすべきなのか……。今回のように自分の環境では何も問題が起きないケースだとこれからも引っかかりそうで,なんとも厳しいですね。

2008年11月23日日曜日

日経LinuxのOpenWrt記事の配線図ミス


はなぽんさんという方が「メチャむかつく日経Linuxの誤記」という記事で,SDカード増設の配線図ミスをご指摘くださっている。ぐあぁぁ,こんな重要な個所にミスが……すいません(泣) 私は校正にも参加しているので,言い訳にもならないのですが,一応私が提出した図は正しかったんですぅ(泣)ご参考までに私が送った図(元はPDF)を本記事に張っておきます。


編集部に訂正記事を載せるように伝えておきます。私のブログ記事の方でも注意喚起するようにします。皆様,ご迷惑をおかけしました。


お詫びついでにと言っては何ですが,「残念、FON用イメージが作れん」とのことですので,SDメモリーをシステム領域の差分として使うように改造したファームをここから入手できるようにしておきます。記事を書く際に使ったKamikaze 7.09用のルート・イメージです。不具合は多分ないと思いますが,無保証ということでお願いします。

SSHサーバーのCiphersリスト変更

仕事が忙しくてなかなか対処できなかったSSHの平文漏洩問題にようやく対処した。春山さんのOpenSSH情報のサマリ(SSHプロトコルに平文を回復できる脆弱性)を参考に作業する。私が運用しているのは,基本的に自分だけが使うサーバーなので「aes256-ctr」だけをサポートし,他は落とすようにした。



これで問題解決…と思いきや,Windowsでクライアントとして使っている「Tera Term(ttssh2)」がCTRモードに未対応で接続できないことが判明(写真)。良く使うソフトなので困る。開発者の一人である岩本さんによれば,CTRモードは,現在開発中のバージョン4.61以降で正式対応という。幸い,α版のスナップショットがダウンロードできるようになっているので,とりあえず自分のサーバーへの接続にはそれを使うことにした。もっともα版のソフトを使うことと,今回の脆弱性を放置することとどちらがリスクが高いかは微妙かもしれない。常時稼働するサーバーのリスクを重視して決めた。ファイル転送に使っている「FileZilla」の方はバージョン3.1.5.1で特に問題なく接続できた。

2008年11月21日金曜日

酒井議員さんに検知された

先日,「Linux使いの議員さん」として紹介した酒井議員さんが反応してくださった。ご謙遜されておられますが,SNSまで構築できるというのは十分に使いこなされていると思いますよ。私は,東金で引きこもりのような生活をしてる貧乏ライターですが,何か手伝えるようなことがあれば呼んでください(^^)


外房はまだまだインフラが十分ではありません。その解消に向けてご活躍されることを(筋違いと知りつつも勝手にですが)期待しています。例えば私の住んでいる地域は,収容局から距離が遠くてISDNすら接続は難しいと言われています。Yahoo BBの「リーチDSL」を引いて400kbpsぐらいの速度が出ていますけど,大きなデータをダウンロードするのはなかなか大変です。もしリーチDSLも無ければと思うとぞっとします。この辺のことは過去に記事にしていますので,お暇であればご笑覧ください。これからもブログ記事を楽しみに読ませていただきます。

ブログ記事の削除残念です

Om Shivaさんが「fonera SDエントリーの削除」としてご自分のブログ記事を削除された。明らかに「日経Linux」掲載の私の記事と,それに関するブログ記事が原因だろう。


何故か今はFON2100Eになっているらしいので、私には関係がないそうだが、しかしgoogleで上位に上がるのは、勘弁してもらいたいので、削除した。FON2200もFON2100をベースにしないとできないので、当然どちらの機種も知っている。検索すると私以外で何人かおられるが、実際に使用しているエントリーを上げているのは私以外に見つからない。変に勘ぐられる可能性も否定できないのできないので、消しておいたほうがよい。日経さんには、自分のアイディアで記事を書いていただきたい。オープンソースを扱っていて自由にネットで情報を収集できるのに、記事の1部しか見せないのは、モラル的にどうなんだろうか?

記事削除はOm Shivaさんのご判断なのでとやかく言えないし,ましてその原因の大半となったものから言われてもムカつくだけかもしれないがとても残念だ。単純に有要性があるとかそういうことだけでなく,技術者の日記としてもとても面白かったので。できれば復活させてほしいが,もう遅いのかもしれない。Om Shivaさんだけでなく,氏の該当エントリを読まれていた方々に,原因の一端を担ったものとして謝罪します。すいません。


問題になった「日経Linux」の記事の一部はここで読める(実質冒頭の1ページだけ)。私のブログ記事は,その1その2,ここら辺が該当する。


しかし,あのブログ記事を削除されたというのは実に勿体ない。お怒りなのは分かるが,いっそ発想を変えて日経Linuxに記事を書いてはいかがだろうか? 私は部外者なので断言はできないが,Fonera関連の記事はかなり読まれているようなので続編掲載は十分あると思う。すでに入門的な部分は掲載済みということもあり,思う存分「濃い」内容を書けるはず。書くご意思があれば私にでもご連絡ください。プロフィール欄にGmailのアドレスを載せてます。

2008年11月20日木曜日

ITproにシンポジウムのレポート記事掲載

今日はずっと,昨日参加したシンポジウムのレポート記事を作成していた。今年7月に開催された前回のTLFJシンポジウムのときは,考え過ぎて結局記事にまとめられずITproの高橋さんに迷惑をかけてしまった。それを回避するため,今回は淡々と作業することに徹する。


結局,完成して送ったのは夜になってから。最近は仕事量が減ってるせいか,いよいよ書くスピードが遅くなっている。しかも,かなり淡白な内容になってしまった…。まぁ,ショックな出来事があったせいとしておこう。記事は「「カーネルのセキュリティ問題が多すぎる」---第9回 The Linux Foundation Japan Symposium」として公開された。

2008年11月19日水曜日

Linux Foundationのシンポジウムで痛い人に

今日は朝から,東京・大手町で開催された「第9回 The Linux Foundation Japan Symposium」に参加して講演を聞いた。9:30からの開始ということで自宅を出たのは7:00前。昨晩寝たのが3:00過ぎだったので眠くて仕方ない(伏線1)。


講演は,(日本人のスピーカ以外)基本的に英語で行われる。ありがたいことに同時通訳が用意されており,英語力が貧弱な私でも安心して聞ける。ただしネタがカーネル周りで難しいことから,技術系の通訳さんでもかなりの頻度で頓珍漢な翻訳になる。その際はもう片方の耳から入力される英語を元に内容を推測せざるを得ない。これは私には,ものすごく集中力を要する仕事だ。それに加えて内容をノートに記録する作業もあるので,とても疲れるのである(伏線2)。


どうにかこうにか最後の講演までたどり着いたところで事件は起きた。講演者(RedHatのRic Wheelerさん)が聴衆に「Tバイトクラスのストレージでext3を使っている人はいますか?」と問いかけたのだ(とそのときは聞こえた)。そこでなぜか(ノートに記録する内容について意識が集中していたためだろうか),油断してつい手を挙げてしまったのである。まぁ,実際に自宅にはTバイトクラスのファイル・サーバーがあるし,どうせ多数の人が手を挙げてるだろうからいいか,と思ったのだが…


なぜか驚かれている。用途について聞かれて「個人で集めたデータを保管してます」なんて答えた辺りから,空気の違いを感じ始めた。……まずい。どうやら,かなり大容量のストレージのことを聞いていたようだ。己の勘違いと迂闊さに顔から火が出る思いをする。こういうときは最前列で助かった。他の聴衆から振り返って顔とか見られたら死んでたかも(笑)



あとで周囲の人に聞いたら,どうも「100Tバイト」と言ってたみたいだ。やべー,どんだけデータを溜め込んでるんだよ俺w そりゃ驚くわ。俺も驚きだ(泣)。

2008年11月13日木曜日

声かけ事案かあ

栃木県警下野警察署のメルマガらしいが、こういうのが「事案」として扱われる世の中なんだなぁと再確認した。いやまぁ、確かに午後4時に「おはよう」というのがオカシイと言われればそうなんだけど(芸能人か?w)


11月11日(火)午後4時か午後4時30分ころ、下野市石橋地内の路上において、歩きの男が女子小学生に対し「おはよう」等と声をかける事案が発生。男は、
30〜40歳、身長170センチ位、やせ型、髪短め、黒色タートルネック、灰色ベスト、クリーム色ズボン、黒色手提げバッグ所持。〔ワンポイントアドバイス〕知らない
人に声をかけられても相手にせず逃げる、防犯ブザーを鳴らす、すぐに警察に通報する等、ご家庭でもお子さんにご指導願います。(下野警察署)

一応、子供から「こんにちは」などの声をかけられてから応じるよう気をつけてはいるが、それすらも問題になるかもしれない。かと言って無視を決め込むのも人としてどうかと思うので、難しいところではある。近畿大学教授ですら逮捕されるご時世なので、独居のキモオタとしては注意するに越したことはないのは事実なのだが…。

2008年11月12日水曜日

Linux使いの議員さん

検索エンジン経由で,長生村村議会議員 酒井ひろき氏のブログを発見した。Linuxでサーバー運用されているらしく,SNSなどのサービスも提供されている(いた?)ようだ。使用ディストリビューションは「CentOS」らしい。クライアント向けのおすすめは「Vine」とか。


なかなか詳しい方みたいで,ブログを拝見すると光ファイバ敷設やJR八積駅でのFREESPOTサービス提供など,IT系の知識を生かした幅広い活動をされているようである。地方でこそオープンソースやITの力は発揮されると思うので,今後もより一層のご活躍を期待します。私が住んでるのは東金市なので直接は関係ないですけど。「ツール・ド・ちば」の前夜祭にもいらっしゃったようなので,知っていれば参加してお話をうかがいたかった。

2008年11月11日火曜日

Om Shivaさんに叱られた

日経LinuxのOpenWrt記事について,2200へのSDカード増設などで有名なOm Shivaさんが苦言を呈されているようだ。ライターとして関わった人間なので,ちょっと言い訳を書く。


日経の系列の雑誌が、OpenWrtを取り上げるのは良いのだが、今、出回っているのはfon2200系。ubuntuのインストールのように手軽に出来ない。多種多様なサーバといっても、スペックを厳しく見ないと出来ない。つまり、openwrtは経験者向けのOS。無難なのがdd-wrtではないのかな?
私は日経linuxとは一切関係ないし、SDカードにしても、サポートはしない。もともとリスクが大きいので。

まず,私の認識と大きく違うのが「今、出回っているのはfon2200系」という部分。2008年10月号でDD-WRTの記事を書いた際に,2200の方が導入が簡単なのでそれを入手しようとしたのだが,秋葉原やヨドバシの各店舗で売っているのは2100ばかりで2200はかなり入手が困難だった。Amazonで通販されているものも買ってみたところ2100。結局,秋葉原の九十九に1台だけ残っていた2200を入手できたのだが,そこでもメインは2100だった。


この状況は今回の記事を書く際にも変わっていない。実際,テスト用に数台のFoneraを買い増ししたが,すべて2100だった。もしかすると地域によって違うのかもしれないが,控え目に言っても2100が入手困難という状況では決してない。


その上で記事では,作業難易度がやや高くソフトウエア的な改変が必要な2200のSDカード増設については紹介せず,SDカード増設については2100だけを取り上げた。この判断については,Om Shivaさんのblogを大いに参考にさせていただいたが,記事中でOm Shivaさんが記事に関係あるかのような表現はしていないつもりなので「私は日経linuxとは一切関係ないし、SDカードにしても、サポートはしない」と書かれる理由がサッパリ分からない。


「DD-WRTが無難」という点は私もその通りだと思っている。そういう意味で10月号にDD-WRTを先行して紹介した。今回の記事はいわばその続編なのである。ただし何らかのサーバーを稼働させようと思った場合は,OpenWrtの方がパッケージが完備しているのでDD-WRTより楽である。そのためOpenWrt記事では「サーバー」を前面に出した。この辺の使い分けについても,今回の記事では説明しているつもりだ。


私の力量的に至らない所,ツッコミ所の多い記事ではあるとは思うが,一応書いた側の言い訳として書かせていただいた。

2008年11月10日月曜日

日経Linux 2008年12月号


「日経Linux 2008年12月号」の特集1を担当した。前々号(10月号)掲載の「DD-WRT」の特集が存外好評だったようで,その続編ということで「OpenWrt」を取り上げることになった。今回の記事では,前回は触れなかったSDカードの接続方法を紹介しているので「改造」というタイトルにふさわしいものになっていると思う。もっともネタ自体はかなり前から知られているものなので,知っている方には新味は無いかもしれない。


最新のスナップショット版を前提にすれば大容量のSDカードを有効に活用できたのだが,対象となるバージョンが曖昧になるので,Kamikaze 7.09をメインにせざるを得なかったのが残念だ。Kamikaze 7.09だと,ドライバの制限から1GバイトまでしかSDカードにデータを記録できないのである。今回も締め切りを過ぎてしまい原稿料は大幅ダウンだが,SDカードの区画を/jffsにマウントするように,OpenWrtのルート・イメージを再生成するところまで紹介できたのは良かった。その他についても駆け足だが,ひと通りの使い方については網羅できたと思う。満身創痍ながら仕事を終えられてほっとしている。


(2008年11月23日追記)本記事掲載のSDカード増設用の配線図にはミスがあります。表で示したピンの対応関係は正しいので,そちらを参考に配線してください。正しい配線図は次の通りです。ご迷惑をおかけしました。また,Fedora 9/10,Ubuntu 8.10などglibc-2.8以降を採用する環境では,Kamikazeのビルド時にエラーが出てイメージを再構築できない問題があります。原因と対処法についてはこちらを参照ください。



カーネルの新機能紹介は,2.6.26から導入された「memtest」を取り上げた。2.6.26ではx86_64だけに対応だったのが,2.6.27でx86に対応したのでタイミング的に良かったのである。また,この連載は2ページで機能を紹介する関係上,取り上げるネタの選定が結構難しいのだが,memtestはその意味でも丁度良かった。いつもこういうネタがあればいいな…。

2008年11月8日土曜日

湯郷 紅小町が休館

高崎から戻ったのは深夜で,友人はそのまま我が家に泊まりである。翌日,買い物に行くついでに温泉でも入ろうということになり,またまた代車のFitでプチ遠出である。目的地は,なかなかの濃さの強塩泉が楽しめる栗源の「湯郷 紅小町」に設定した。ここはあの緑営グループによって2001年に開発された温泉だ。その後,経営は東日本温泉に移り「湯郷グループ」の一つとなっている。なお千葉には,富里にこのグループの温泉がある。また成分の濃さで有名な埼玉の「白寿の湯」もこのグループの温泉である。


ところが現地に着いてみてびっくり! 休館を知らせる案内がドアに貼ってあり,駐車場にもロープが張り巡らせてある。どうも2008年8月末で休館したようである。お客さんも結構入っていたのになぜ?と不思議に思いつつ,「そういえば近所に別の温泉施設があったな…」と思い出して「天然温泉リゾート 美人の湯カーニバルヒルズ」(なんつー名前)に行くことにした。


このカーニバルヒルズ,タオル・バスタオルと館内着がセットとは言え1200円の入館料は辛い。そのせいか,土曜日の昼間というのに館内は結構空いていた。オープンから2周年というだけあって,設備はきれいだし充実しているのは良い点である。食事やマッサージなどは館内着のままで可能である。なんと足湯を使いながらの食事もできる。ただお湯の方はあまり力がない。かなり加水してある上に基本的に循環で,浴感としては物足りない。どうも離れた位置にある源泉から泉水を車で運んで来ているようで,多量にはかけ流せないらしい。小さくても良いので源泉槽があると満足感が向上すると思う。


なお,客同士の会話からすると「紅小町」の休館の理由は,温泉の枯渇にあったようだ。台地上にある化石海水型の温泉なので,じゃんじゃん使っていれば10年もせずに無くなってしまうのだろう。かけ流し好きには耳の痛い話である。

新型Fitで高崎に

先日,私の家からの帰宅途中に友人が追突事故に遭った。幸い軽いムチ打ち程度の怪我で済み,車の方もバンパーなど後部にキズが付いた程度で済んだようだ。信号待ち状態での追突だったため完全に向こうが悪く代車も出た。代車は昨年モデルチェンジしたホンダのFitである。走行距離は8000kmちょっとでまだまだ新車に近い。この車が思いのほか良かったこともあって,7日金曜日に先日の遠征で行きそびれた高崎の「だるま大使」でラーメンを食べることにした。



せっかくなので,小山市の「虹の麺」にも立ち寄る。ここは関東では珍しく燕三条系ラーメンが食べられるお店だ。と言っても,玉ネギは入らないし,スープの酸味も少ないので個人的にはあまり燕三条系という感じがしない。なお店名は「にじのいと」と読む。出発が16時頃と遅かったため,到着したのは19時前であった。「ラーメン」を大脂で注文した(写真上)。前述の通り,どちらかというと普通の背脂ラーメンといった感じだ。生姜味を効かせてある点と,岩海苔が入っている点がやや特徴的である。大脂なので背脂とラードが増量されているが,1軒目なので軽く完食した。


続いて佐野経由で高崎に向かう。佐野でラーメンを食べようかという案もあったが,我々は佐野には良い思い出が無いこともあり,結局寄ることなく通過した。「だるま大使」に到着したのは22時過ぎである。ここではいつものように「だるまラーメン」をこってりで注文した(写真下)。写真で分かる通りすごい脂なのだが,最初のうちは意外なほど脂分のくどさを感じない。骨髄などの味が前面に出ていて,まさに極上の美味さである。細麺豚骨ラーメンの一つの完成形と言っていい。なお,麺は通常の細麺と極細の「博多麺」と2タイプが選択できる。今回は最初が通常麺,2回した替玉は博多麺で食べた。どちらも美味いが,やはり博多麺が合う。ただし絡みが良いので,博多麺の方がスープの減りが早い。同時に脂分で胸焼けが始まるのが早くなるので,替玉を多く食べる人には後半辛いかもしれない。


帰宅途中,前橋の「まえばし駅前天然温泉ゆ~ゆ」で入浴しようと思っていたが,営業時間が23時までだったので,そのまま帰宅した。それにしても新型Fitは,一番下のグレードにもかかわらずメーター周りなどの内装が充実している上(リアモニターもあった),エンジンやCVTのフィーリング,取り回し,接地感なども良く運転していて気持ちが良かった。室内も広くて,かなり購買意欲をそそられた。お金ないけど。


2008年11月2日日曜日

上信越ラーメン遠征


雪が降る前に、我らが聖地の一つである新潟・燕市の「杭州飯店」に行っておこうと、11月1日に友人2人と車で繰り出した。今回は、能生の「あさひ楼」を再訪する関係で、中央自動車道から松本-白馬を経由して燕市に向かうことにする。


三連休初日ということもあって中央自動車道は車が多かった。八王子本線料金所付近は渋滞で抜けるのにかなり時間がかかった。そのために朝に行く予定だった上諏訪温泉はパスして、最初の目的地である長野の豊科駅前にある「小柴屋」に。ここは10時開店なので、松本近辺のラーメン行脚の開始点としてちょうど良い。基本の「ラーメン」(写真上)を注文した。豚骨ベースの醤油スープに鶏油が浮く昔ながらのオーソドックスな醤油ラーメンだ。人気店だけあって、その辺の食堂とは一線を画す味である。豚と鶏のやや強めの香りを、これもやや強めの塩味が上手にまとめていた。このためだけに高速飛ばして来る味とまでは言わないが、近くにいれば通いたくなる味である。豊科駅前ものどかな雰囲気で良かった(写真中上)。



続いて松本市内に戻って「俺らラーメンちょもらんま」に行く。ここは鯵を使ったメニューがあることで有名な人気店だ。しかしこの日は臨時休業で食べることはできなかった。残念だ。松本で代わりの店を探す案も出たが、時間も押してるので、そのまま「あさひ楼」に行くことにした。途中、大町市で北アルプスの風景(写真中)を撮りつつ国道148号線を進む。この道は、東京-糸魚川ファストランなどで使われる道だ。途中、姫川沿いにスノーシェッドとトンネルが数km続く区間があり、なるほどこれは自転車ではかなり厳しいと納得する。自然環境が厳しい地域なのは承知しているが、何とか自転車道を整備してほしいものである。



能生の「あさひ楼」は何とも独特なラーメンを出すところだ。玉ネギが入るところや味の方向性は燕三条系っぽいが、ここは背脂の代わりに多量のラードが入る。デフォルトでコショウが振ってあるのも独特だ。麺はと言えば加水率が高めのツルツル麺をこれ以上ないぐらい柔らかく煮込んである。正直、美味いか?と聞かれると答えにくいが、妙に後を引く味なのである。ちなみにメニューは「ラーメン」と「チャーシューメン」しかなく、入店時に店の入り口で注文するこれも独特なスタイルを採っているのでご注意を。私は基本の「ラーメン」(写真中下)を注文した。前回は5軒目に訪問したのでラードを身体が拒否して食べるだけで精一杯だったが、今回はまだ2軒目で美味しくスープまで完食できた。相変わらず不思議な味ではあった。



続いていよいよ本命の「杭州飯店」に。ここはもう多くを語る必要がない程の名店だ。酸味の利いた魚ダシの醤油スープに刻み玉ネギと背脂が多量に入り、そこに極太固めの低加水麺が加わる。背脂を増やす「大脂」にしても酸味のおかげでスルリと食べられる。「中華そば(大脂)」(写真下)を注文したが相変わらず美味い! なぜこの味が関東では食べられないのだろうか。


食後はこれまた恒例の「だいろの湯」で入浴。ここは、タオルセット付きで800円という料金や充実したアメニティも素晴らしいが、何といっても泉質の良さが魅力である。硫黄臭に満ちた高温の源泉を、非加温・無加水・無濾過で毎分80リットルもかけ流しているという贅沢さだ。かけ流す量が多いので、広い外湯(屋根付き)の浴槽でも湯のなまり感はまったく無く、至福の時を過ごせる。やっぱり温泉は硫黄泉だ。「杭州飯店」といい、「だいろの湯」といい、この近所の方は恵まれている。弥彦山もあるし自転車にも向いてるなぁ。積雪が嫌だけど。



その後、急きょ調べた三条市の「天狗屋」でまたラーメンを食べた。基本メニューの「黒天狗ラーメン」(写真最下)を大脂で注文した。食べてみてびっくり。スープは完全に杭州飯店と同じだ。酸味を前面に出したこういうスープを出す所は燕にも三条にもあまりないので、これは嬉しい誤算だった。麺は杭州飯店よりも柔らかめで、完全に「うどん」風。これはこれで美味い。今年(2008年)にオープンした店のようだが、末永く営業していただきたいものだ。


帰り道に高崎で高速を降り、もう一つの我らが聖地である「だるま大使」に向かう。しかし到着が23:30で残念ながらスープ切れ終了であった。まぁ、高崎は積雪の影響がほとんどないので、まだ訪問のチャンスはある。代わりに都内に戻り、久しぶりに代田の「なんでんかんでん」を訪問した。川原社長が接客していて得した気分だ。味的には、臭くて旨味が少なくてラードがベタベタしていて「まぁ、これが『なんでん』だよね」というものだったが、若干スープが濃い目だったのと、塩味が強くなっていたので以前ほどの低評価ではなかった。根っからの豚骨好きには、懐かしさを感じる味と言ってもいいだろう。ただ「豚骨の美味い店」としてここに最初に連れてこられると、雁屋哲のようなアンチ豚骨が生まれる可能性は高い(雁屋氏がアンチに至った経緯は知らんですが)。ちなみに「アンチなんでん」だった友人は、「結構うまいやん」と替玉を2つもしていた(笑) 以前のように行列で待たされることもないので、深夜にふらりと行く分にはオススメかも。美味い豚骨が食いたければ、足立の「田中商店」か松戸の「福々」あたりを推奨します。臭み好きなら「御天」か「よかろうもん」かな。「よかろうもん」は日によって当たり外れありますが。