2008年11月11日火曜日

Om Shivaさんに叱られた

日経LinuxのOpenWrt記事について,2200へのSDカード増設などで有名なOm Shivaさんが苦言を呈されているようだ。ライターとして関わった人間なので,ちょっと言い訳を書く。


日経の系列の雑誌が、OpenWrtを取り上げるのは良いのだが、今、出回っているのはfon2200系。ubuntuのインストールのように手軽に出来ない。多種多様なサーバといっても、スペックを厳しく見ないと出来ない。つまり、openwrtは経験者向けのOS。無難なのがdd-wrtではないのかな?
私は日経linuxとは一切関係ないし、SDカードにしても、サポートはしない。もともとリスクが大きいので。

まず,私の認識と大きく違うのが「今、出回っているのはfon2200系」という部分。2008年10月号でDD-WRTの記事を書いた際に,2200の方が導入が簡単なのでそれを入手しようとしたのだが,秋葉原やヨドバシの各店舗で売っているのは2100ばかりで2200はかなり入手が困難だった。Amazonで通販されているものも買ってみたところ2100。結局,秋葉原の九十九に1台だけ残っていた2200を入手できたのだが,そこでもメインは2100だった。


この状況は今回の記事を書く際にも変わっていない。実際,テスト用に数台のFoneraを買い増ししたが,すべて2100だった。もしかすると地域によって違うのかもしれないが,控え目に言っても2100が入手困難という状況では決してない。


その上で記事では,作業難易度がやや高くソフトウエア的な改変が必要な2200のSDカード増設については紹介せず,SDカード増設については2100だけを取り上げた。この判断については,Om Shivaさんのblogを大いに参考にさせていただいたが,記事中でOm Shivaさんが記事に関係あるかのような表現はしていないつもりなので「私は日経linuxとは一切関係ないし、SDカードにしても、サポートはしない」と書かれる理由がサッパリ分からない。


「DD-WRTが無難」という点は私もその通りだと思っている。そういう意味で10月号にDD-WRTを先行して紹介した。今回の記事はいわばその続編なのである。ただし何らかのサーバーを稼働させようと思った場合は,OpenWrtの方がパッケージが完備しているのでDD-WRTより楽である。そのためOpenWrt記事では「サーバー」を前面に出した。この辺の使い分けについても,今回の記事では説明しているつもりだ。


私の力量的に至らない所,ツッコミ所の多い記事ではあるとは思うが,一応書いた側の言い訳として書かせていただいた。

0 件のコメント: