2010年8月13日金曜日

日経Linux 2010年9月号


書くのを忘れていましたが、8/8発売の「日経Linux 2010年9月号」にも記事を書いています。今回は連載「Linuxカーネルの新機能」の2ページです。BtrfsのDirect I/Oサポートを取り上げています。まぁ、BtrfsでもDirect I/Oできるようになったよ、ということを説明しているだけなんですが、圧縮エクステントやインラインエクステントが対象の場合はBuffered I/Oにfallbackするという特殊動作についても触れています。


自分の記事以外で面白かったのは、特集1 Part3の「iPad似の1万円"Linuxタブレット"を解剖」です。iPadのパチモンの「iPed」(笑)を真面目に解説しているのが愉快です。それにしても米田聡さんはたくさん記事書いておられますね。あと、特選フリーソフトのコーナーで電子書籍作成ソフト「Sigil」が紹介されていました。8/11公開のUbuntu Weekly Recipe 第134回でも取り上げられていますし、やはり旬なネタなのだなぁと、今頃思ったり。


あと「読者から」に、Fedora 13特集でnouveauドライバについて書いてほしかったという意見があって気になりました。Gallium3Dの話とか、対応ハード、性能などについて書けということでしょうか。面白そうですね。最近、Xのドライバ周りグラフィックスドライバ周りは、nouveauに限らず色々動きがあるので、まとめてみるのもいいかもしれません。ハードを集めるのとテストが大変ですが、どうでしょう? >編集部の方。 もっとも、「映ればいい」という方はドライバには興味ないだろうし、性能や機能を気にするユーザーはメーカー製ドライバ入れるだろうから、あんまり関心度は高くないかもしれません。


なお、Fedora 13特集でnouveauについてほとんど書いていなかったのは、ページ数が限られていたのと、nouveauドライバそのものは全然新しいものではないからです。2007年5月リリースのFedora 7から利用できるようになっているし、2009年6月リリースのFedora 11から標準で使われています。そんなわけで、紹介すべき「Fedora 13の新機能」としては優先度が低くなってしまいました。去年書いたNVIDIA ION特集みたいに、なにか機会があると書きやすいのですが…。そういやVAAPIについても書きたいなぁ。

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