2010年8月1日日曜日

2010夏 静岡遠征 その1

浜名湖の弁天島にある「山本亭」で、すっぽんを食べた。4人で梅コース(12600円)を注文。ちなみに私を含む3人は、すっぽん初食だった。私は、昔食べたマムシで懲りて「爬虫類はなぁ……」と敬遠していたのである。



新鮮なレバ刺は、臭みなどなく美味い。微妙なホロ苦さもいい感じ。



レバ刺と一緒に出された心臓。まだピクピクと動いていた……。みんなのハートをキャッチだよ!(やめい)。食べた友人によると、こちらも美味だったとのこと。



T氏に奢ってもらった鰻の白焼き。白焼きだと脂の乗り具合がダイレクトに味わえる。おおっぴらには肉食できなかった江戸時代に鰻が珍重された理由が良く分かる脂の多さ。白焼きと言えば、茨城・神栖市にある「保立川魚店」にもそのうち行ってみたいかな。看板を見た感じだと浜名湖周辺にも同様に白焼き(のみ)を店頭販売している店が数軒あるようだった。



続いては唐揚げ。これは鶏の唐揚げと味的にはほとんど区別が付かない。骨が多い点が違うぐらいか。



生姜仕立てのスープ。エンペラなどが入っていてコラーゲンたっぷり。あっさり味で美味いのだが、飲み進めると、脂なのかコラーゲンなのか、意外にどっしりとしたコクがあることに気付く。これは確かに滋養がある感じですよ。ラーメンのスープにしても十分行けるんじゃないか。なお、偽薬効果なのかどうか分からんが、2名ほどが「目が良く見えるようになってきた」「眼精疲労が取れた」と言っていた。血行が良くなったせいか?



最後におじやで締め。スープは先ほどのものとは別仕立てになっている。細かく刻んだすっぽん肉が入っている。生姜が前面にこない分、こちらの方が「すっぽん風味」を良く感じられた気がする。ただ、こちらも三つ葉が多量に入れてあったりして、臭い消しに注力しているのが分かる。がんばって消すような臭みは無いと思ったが、個体差などもあるのかも知れない。実際、すっぽん既食のT氏は「ここのは全然クセが無い」と言っていた(もっとも、T氏はそのクセも好きらしい)。


4人で食べるにはすっぽんの型が小さいのでは…という懸念があり、実際、出てきた肉の量は多くはなかったのだが、すっぽんはスープを味わうものなのですな。スープ、おじやと食べることで、量的な不満はほとんど感じなかった(まぁ、自分で料理して食べるなら、スープにさらに鶏肉追加したり、うどん投入したりするでしょうが)。内容的にも、これまで抱いていたすっぽんへの警戒感が払拭できて良かったと思う。

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