2009年3月12日木曜日

Possible data loss in Ext4

KDE 4のような多数のファイルに書き込みするような環境でext4を使っているとデータが消える可能性があるというお話。Ted Ts'oの説明によれば,遅延アロケーションによってデータが長時間(60秒とか)ディスクに書き出されないことが原因らしいです。でもそれは遅延アロケーションの特性だし,それで問題が出るのは実装に不備があるからですよねぇ。Tedは「crappy application」のせいだとか書いてますが。あ,ちなみに問題はext4だけじゃなくてXFSなど遅延アロケーションするfs全般にあるそうです。


データを強制的に書き出すケースを増やすことで対処するらしいですが,ちょっと場当たり的な印象を受けてしまいます(何か説明も歯切れが悪いし)。パッチは2.6.30に入るそうです。2.6.30を使うまではあんまり負荷かけるのは良くなさそうですね。私のところでは今のところ問題はありませんけど。


(追記)なんか複雑な問題かと勘違いしていたけど、単純に遅延書き込みの間隔が延びたんで、その間にシステムが落ちるとディスクに反映されないファイルが増えるということだったんですね(ちゃんと英文読んどけ)。まぁ、それはしゃーないかとw。 大事な設定ファイルなんだったらアプリ側で防衛しようという話の流れも自然でしたね。すいませんTedさん。

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