2009年3月12日木曜日

ラ博に行ってきました


3/7の土曜日に新横浜のラーメン博物館に行ってきました。神奈川は渋滞が凄いのでなかなか行く気にならなかったのですが,新車を買った友人が是非というので付き合いましたですよ。


最初は佐野氏の「支那そばや」でミニラーメン(写真1)を食しました。はっきり言って佐野氏の言動は嫌いなのですが,ラーメンは美味かった。こんだけ美味けりゃ文句ないです。特にスープ! 大別すると「上品な醤油ラーメン」ということになるのだけど,塩味も旨味も脂も適度にパンチがあって物足りなさは一切無いですね。一方の麺は,あまり私の好みではない「ひやむぎ」っぽいストレート麺でしたが,これも良くスープを吸い込むので重点をスープに置いて味わう分には悪くない感じではあります。



続いて前日にオープンしたばかりで凄い行列だった「牛乳屋食堂」でミニラーメン(極太麺,写真2)を食べました。牛乳屋食堂は会津の芦ノ牧温泉にあるラーメン屋で,いつも喜多方遠征の際に検討だけはするのですが,営業時間が計画に合わずに断念してきたお店です。支那そばやと同じ醤油ラーメンでもこちらは対照的に麺が凄いです。乱切りの縮れ極太麺は「だご汁」を思わせる食感の特徴的なもの。スープの方はそれに合わせるためでしょうけど,かなり塩っぱいです。個人的には塩辛すぎましたが,それでも美味い範疇です。ここ一軒だけの訪問ならスープ完飲しても良かったですね(しませんでしたが)。



次に旭川ラーメンの「蜂屋」でミニラーメン(醤油,写真3)を注文。焦がしラードと鯵のダシが売りのラーメンを出すお店です。実際に食してみると,かなり癖があります。以前食べた「五行」ほど「焼き鳥味」ではありませんでしたが,それを思わせる「んんんんん?」という味です。説明になってませんね(笑) 正直,美味しいとは思いませんでしたけど,この味に慣れるとハマっちゃうんだろうなぁとは思わせました。こういうお店でも気軽に行けるのがラ博の良いところです。



次に和歌山ラーメンの「井出商店」でミニ中華そば(写真4)を食べます。感想は,臭過ぎ!塩辛過ぎ!という感じです。臭味も旨味あってのものなら良いですが,ここはちと旨味が弱いです。というかそういうのを一切合切感じないぐらい塩辛過ぎです。牛乳屋食堂なんて目じゃありません。私のだけ作り間違えたのかと思ったぐらい。でもまぁ,こういう強烈な味って,慣れちゃうと麻薬的な魅力があるんですよねぇw あ,蒲鉾は魚の味がしっかりしていて美味かったです。



最後は博多ラーメンの「ふくちゃんラーメン」でミニラーメン(写真5)を注文しました。あ,このお店は明太子の「かねふく」がやってるチェーン店の「ふくちゃん」とは別のお店です。昔は藤崎にあって,今は野芥というか田隈というか,要するに福大の近くにあります。で味の方ですが,私がもっとも嫌いなタイプの豚骨ラーメンでした。ラードばかりが多くそれに合わせてカエシ強め,さらに味醂っぽいわざとらしい甘味がどうにもダメです。山岡家を博多風にした感じかも。まぁ,この辺は好き好きですよねぇ。私は「しばらく」とか(80年代前半ぐらいまでの)「長浜屋」とか食べて育ったので,どうしてもそっち系の味が好みです。


腹ごなしに清川村で風呂に入ったあと,八王子に向かって八王子ラーメンの名店「みんみん」でチャーシューメン(写真6)を食べました。わざわざ外房から(竹岡系に似た)八王子ラーメンを食べに行くというのがなんとも倒錯的で良いです。味はというと,醤油と玉ねぎ,ラード,化調が絶妙にマッチしていてもちろんの美味さです。正直,ラ博でもここに勝っているのは「支那そばや」ぐらいかもしれません。いや,もちろん私的にという意味ですけど。それにしても,豚+醤油+玉ねぎという組み合わせはベストマッチですよ! 竹岡系,八王子,燕三条系いずれも抜群の美味さです。もっと広まると良いのですが。


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