2009年12月5日土曜日

audacious-2.1は日本語タグ表示に問題

Fedora 12が採用するaudaciousはバージョン2.1系のものだ。このバージョンのaudaciousには、日本語のID3タグをうまく表示できない問題がある。他のバージョンならば「自動キャラクタエンコーディング検出」を「日本語」にしておけば、シフトJISのタグも内部的にUTF-8に変換して表示してくれるのだが、この変換部分に問題があるようで「不正なUTF-8」などと言われて文字列が「????」になる。


幸い、バージョン2.2系ではこの問題が解消していて、ソースからビルドしたものを使えば日本語を表示できる。なお、プラグインのビルド時には「--enable-chardet」指定が必要だ。ただし、バージョン2.2系ではプラグインの形式が変更になっていて、その変更に追随できていないプラグインが削除されている。この影響で「tta」や「ape」は聴けなくなる。あちらを立てればこちらが立たず…という感じですな。私自身は、mp3とflacがメインなので影響は少ないですが。


(2009/12/17追記) ttaやapeが聴けないと書いたのは間違いでした。「ffaudio」というffmpegを利用するプラグインを使えば、ffmpegが対応するフォーマットは再生できます。ただしcueシートとの組み合わせはうまく行きませんでした。apeは再生位置がズレる問題があり、ttaは指定位置からの再生がまったくできない感じです。

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