2009年8月3日月曜日

ION搭載ノートPCを購入


先日、日経BP社に物撮りに行った帰り、ビルを出た直後に肩掛けカバンの肩紐が切れて、中のノートPCごと落下させてしまった。途中で勢いを殺したから大丈夫だろう…と思ったのだが、帰宅してから調べると、右側のヒンジ部分の金具が折れて蓋の開閉が出来なくなっていた。正確には開閉できるのだが、金具の爪がヒンジカバーを押し上げる形になり、開閉する度に「バキバキ」と嫌な音を立てる。多分、あと数回開閉するとカバーが割れるだろう。


壊したノートPCは、デルの「Vostro 1000」(TK-57搭載版)。2008年2月購入だから、たった1年半しか使えなかったことになる。出歩く度に「デカいですね(笑)」と言われていたが、それなりに性能があって、しかも格安で購入したことから結構気に入っていた。デルは英語キーボードを選べるので、当然それを選択している。サイズ以外の不満点は電池の持ちだった。4セルバッテリだと1時間ぐらいしか使えないんで、大綱ー東京間の特急電車内で作業するのもギリギリなことが結構あった。


今年は都内に出る仕事が多く、ノートPC無しというわけにもいかないので、仕方なく代わりのノートPCを購入することにした。これまで不満があった「サイズ」と「バッテリの持ち」をある程度改善し、できるだけ低価格なものというのがターゲットになる。となると、いわゆるネットブックが中心になるわけだが、モニターの縦解像度が600ドットというのは個人的に我慢できない。最低768ドットはほしい。しかもほとんどの機種が、最大搭載メモリー1GBとナメた仕様になっている。壊れたノートPCに刺さっている2GB×2のSO-DIMMを有効活用したいので、ネットブックは選択から外すことにした。


それで、いろいろ物色しているうちに目が止まったのが、PCショップ「ドスパラ」を展開するサードウェーブの「Prime Note Cresion NA」(写真)だ。話題の「NVIDIA ION」を採用していて、価格は5万9980円(OSなしの場合)。モニターの解像度は1366x768、最大搭載メモリーは4GB(標準2GB)、802.11n対応の無線LANもBluetoothも光学ドライブも搭載している。CPUはAtom 330だから、4スレッド同時実行可能。NVIDIA IONのGPU「GeForce 9400M G」の動作再生支援機構を使えば、LinuxでもH.264のフルHD動画を再生できる。


能力的には、もうバッチリ。価格もギリギリ許容範囲である。唯一の懸念はキーボードだったが、店頭で確認したところ、多少キートップがグラつくものの、たわみは少ないしキーピッチも広い。在庫があったので、そのまま購入した。購入したのはドスパラの千葉店。OSなしモデルを購入したのだが、販売時にプリインストールされたOSをアンインストールしていたのが面白かった。それと統計でも取るのか、OSは何を使うのか、ディストリビューションは何を予定しているかなど割と突っ込んだことを聞かれたのが印象的だった。動作検証済みかと聞かれたので「この製品ではまだですが、他のION製品では問題なく動作しました」と答えておいた。


購入後、遊びに行った友人宅でFedora 11をインストール。作業中に気になるようなこともなく、あっさり導入できた。NVIDIA製のドライバを入れれば、Compizだって動画再生だって楽々である。もっとも動画再生支援機構を活用するには、ちょっとした作業が必要になる。その辺のことは、日経LinuxのION特集で書く予定なのでお楽しみに。なお、背面のネジを外せば、HDDやメモリーへのアクセスも容易だった。メモリーを追加して4GBで使用している。

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