Linux FoundationのAmanda McPhersonのブログに,Chris Masonへのインタビュー記事が掲載されていた。
内容的に特に新しいことはなかったけど、ヘビーテストするユーザーを募集できるほどBtrfsが安定する時期を「2.6.32のリリース後」と答えていたのが目に付いた。やはりそんな感じの時間感覚だよな。ちなみに私は,日経Linux2009年7月号「読者から」の「業務用サーバーに使えるレベルになるのはいつごろでしょうか」という質問に対し,「3~5年はかかりそうです。ボリューム管理機能を除けば,来年ぐらいからはテストを始めてもよいのでは」と答えている。確たる根拠なんてなかったわけだけど,大体あってたということか。
OracleがSunを買収したことによる影響については,今回も「無い」と言ってるな。現場の人間の言葉なんで,実際に上がどう動くかまでは分からないが,少なくとも現在のところそういう動きはないということだろう。Linuxにとって良いことか悪いことか分からないが。
Back when ReiserFS was merged into mainline, I managed to corrupt Linus’ root filesystem (ext2 at the time) with a last minute patch. So far I haven’t repeated that yet, but each new merge window gives me another try.
これは面白そうなんで,その「駆け込みパッチ」を探したのだが,どれなのか分からなかった。書きぶりだと,2.4.1とか2.4.2の頃だと思うんだけど。しかし「managed to corrupt」ってアンタ…w
Btrfsの読みが「ベターエフエス」なのか「バターエフエス」なのかについては「どっちでも(笑)」ということらしい。私が見聞きしてる範囲だと,最近は「バターエフエス」が優勢っぽいので記事ではそっちを採用している。Fedora 11でもバターを前提にした呪文を使ったりしてるし。