2009年8月22日土曜日

NVIDIAに乗り換え

2chのLinux板「ATI Part2」スレに、こんなAAが貼られているのを見て吹いた。



リソース不足のせいかAMDのLinux対応の悪さはいつものことなんですが、2009年に入ってそれが一層顕著になっていて、UVD2どころかFedora 11なんか未だに動作するfglrxドライバが出てないんすよね。X周りに変更が多いのは確かなんですが、NVIDIAの方は普通に対応していますからねぇ。というわけで、ずっとAMD(ATI)派だったんですが、今月からNVIDIAに乗り換えちゃいました。ハード的にはAMD優勢(特にローエンドやミドルレンジの製品での消費電力や性能面で)な現状では、あまり望ましい選択ではありませんでしたが、手軽に動作させられてVDPAUによる再生支援もしっかり効くわけで、乗り換えは正解でした。デジタル出力だとアナログ時代に気にしていた色味の問題もないですし。


ちなみに昔は「S3 ViRGE」を愛用していました。当時、Linuxでの問題が少なくて安価だったからです。とにかく「困ったときはViRGE」だった記憶があります。その後、「Matrox Millennium G400」に移って、G550時代までずっとMatrox製品を使ってました。私の用途では2D性能と安定性重視だったからです。そしてRadeonが出てからは、ずっとAMD(ATI)です。NVIDIA系の製品にはAGP時代に泣かされたことがあるのと、前述した色味の好みが合わなかったためです。


そういえば、日経Linuxの記事用に「S3 Chrome 530GT」搭載のビデオカードを買っちゃいました。久々に購入したS3ブランドの製品です。秋葉原で見かけなかったので通販で買わねばなりませんでしたが…。

2009年8月9日日曜日

喜多方&宇都宮遠征


盆明けから仕事が忙しくなることもあり、ちょっと無理して日帰りで喜多方&宇都宮にB級グルメ遠征してきた。朝5時ぎに習志野の友人宅を出発して、東北道経由で9時過ぎには喜多方到着。最初に訪問するのは「あべ食堂」と決めている。この日も同じように同食堂に入り、中華そば(写真1)を注文した。塩味が若干強い熱々の醤油ラーメンは、パーツ単位で見ると取り立ててどこが良いというわけでもないのに、トータルでは驚くほど美味い。バランスが良いんでしょうね。



次に行ったのは、この日初訪問となる「赤れんが」である。このお店は、喜多方の市街からはやや離れた場所にある。大まかに言うと、熱塩温泉とか道の駅「喜多の郷」の近くだ。実は営業は午前11時からだったのだが、それを知らずに10時過ぎに到着してしまった。店の前にいた人に声をかけると、どうも開店前に集会に集まった地元の方だったらしく、「お客さん来たよー」と中に伝えてくださった。それが良かったのか、何と開店前にもかかわらず入れてもらえることに……。どうもありがとうございました。ラーメンは基本の「喜多方ラーメン」(写真2)を注文。塩味が強い澄んだスープに、もちもちの中太麺、そこに沖縄そばのラフテーと似た味付けの煮豚が加わったインパクトのある味である。煮豚がかなり美味いので「大盛肉ラーメン」を注文すると満足度は高いだろう。ちなみにお店は、名前の通り煉瓦造りになっている(写真3)。お店がある三津谷という集落は煉瓦蔵で有名なところだそうだ。



いつもはもう一軒ぐらい喜多方で食べるのだが、年齢的な問題もあり、そこまで食べられなくなっている。そこで次の目的地である南会津の芦ノ牧温泉に向かう。ここにある「牛乳屋食堂」のラーメンが目当てだ。牛乳屋食堂のラーメンは以前、横浜のラーメン博物館で食べたことがあるのだが、その際は塩辛さが前面に出て「美味いがイマイチ」という感想だった。本店でそれが覆るかどうかを楽しみにして訪問した。ちょうど昼時に到着したこともあって、客の数が半端無く多い。しかし店側も手馴れたもので、紙に名前と携帯番号を書かせて、各自の車で待てるようにしているので、待ち時間もそれほど苦にならなかった。待った時間も結局30分ぐらいと思ったほどでもない。ラーメンはラ博でも食べた「ラーメン(極太手打ち麺)」(写真4)を注文した。食べてみると、ラ博店で感じたような過剰な塩辛さは一切なく、和風ダシのさっぱり醤油味で非常に美味い。極太麺の茹で具合も絶妙で、食べにくさもなかった。やはり本店は違うな…と大満足だ。たくさんの人が食べに来るのも納得である。



続いて、芦ノ牧温泉で入浴した。ここは昔風に言う石膏泉で、個人的にとても好きな温泉である。いつもは350円で入浴できる掛け流しの「ドライブ温泉」に行くのだが、この日はアメニティ重視ということで「大川荘」に立ち寄った。阿賀川(阿賀野川の上流部)の渓谷に張り出した崖に作られた「たな田」という露天風呂で有名なところだ。内湯では若干消毒臭が気になったが、たな田ではそれも少なく、石膏泉らしい甘い香りも楽しめた。生憎と雨天で阿賀川は増水していたが、渓谷に雲がかかって山水画のようになっていたのでかえって良かったかもしれない。アメニティも素晴らしく、1500円の入浴料も全然高いとは思わなかった。お勧めです。


ラーメンばかりもどうか…ということで、帰りには宇都宮近辺で餃子を食べることにした。これまで宇都宮には数回餃子を食べに行ったが、いずれもあまりぱっとした思い出がない。今回はそれを払拭すべく、人気店の「正嗣」を選択した。いくつか支店があるが、行ったのは氏家店である。焼き餃子と水餃子を1つずつ注文した。水餃子は普通だったが、焼き餃子は美味かった。何というか「軽い」のである。油のクドさが一切無く、焼き加減もパリッとしている。これならいくらでも食べられそうだ。地元の人がひっきりなしに訪れて持ち帰っているのが分かる。追加注文したかったが、この日は我々の最初の注文がラストオーダーで閉店するようだったのでそのまま退散した。どうも餃子が切れたらしい。到着時刻は17:00だったのにすごい人気である。



餃子を少ししか食べられなかったので、宇都宮に移転した「ハングリードラゴン」で豚骨ラーメンを食べた。この店は、伊勢崎→太田→宇都宮と移転を繰り返していて、以前に太田店で食べたことがある。特濃の豚骨ラーメンが食べられるお店だ。美味かったので今年のGWに太田店を再訪したが、その際にはすでに宇都宮に移転していて食べられなかった。その宇都宮店であるが、新4号線バイパスの側道脇にあって分かりづらい。そのせいか、日曜日の夕方の割に客の入りが悪かった。しかし味の方は健在で、相変わらずがっつりとした濃度のラーメンであった。写真5は注文した「長浜ラーメン(こってり)」である。こういう良いお店には流行ってほしいので、近所の方もそうで無い方も是非食べてほしい。東北道なら鹿沼IC、北関東道なら宇都宮上三川ICが近い(後者がより近い)。住所は宇都宮市西刑部町2681-45、営業時間は11:00~24:00。


(2009/12/20 追記)実はこの「ハングリードラゴン」だが、秋頃から大幅に味が変わってしまっている。というか、私の基準では「食べ物の範疇から逸脱している味」としか表現しようのないものになっている。この訪問のあと2度訪れているのだが、いわゆる豚骨臭ではなく、腐敗臭に近い獣臭が鼻について食べられたもんではなかった(頑張って食べたが)。最初の1回は9月20日訪問でまだ暑さが残る時期だったこともあり、一時的な管理ミスか味のブレ(の範囲を超えていたが)と自分を納得させて書かなかったのだけど、12月19日に訪問しても同じ腐敗臭or獣臭がしていたので、もうダメだと判断した。少なくとも自分には合わない。12月19日の訪問時には臭いのを意識してか、線香臭が店内に充満していて、さらに臭い的にはひどい状況だったことも付記しておく。そういうことする前にすることあるだろ、と言いたい。少なくとももう少し下処理をやってほしい。私は福岡出身で豚骨ラーメン好きだし、実際に全国的に色々食べ歩いているから、臭いのにはかなり耐性があるつもりだ。だけど、ここのは前述したように腐敗臭に近いものだから、美味いまずい以前に喉を通らない。9月以降も「美味い」と書いている人もいるようだから、人によってはいけるのかもしれないし、長浜豚骨系にありがちな「ブレ」によるのかもしれないが、我々が食べたのと同じ味のものは、まぁ、ほとんどの人は食べるのは無理だろう。実際、客は減っているのじゃないか? 直近の2回は、いずれも土曜日の訪問にもかかわらず、客は我々のほかに合計で1人だけだった。美味かった店だけにどうにも残念だ。もっとも、普通こういう風に評されるのは分かっていて、あえて獣臭道を極めようとするその「心意気」については評価したい。個人的には、今の状況が試行錯誤の過程で、今後、それなりのバランスを獲得するところに落ち着くようになることを望むが、獣臭好きには今がチャンスとも言えるので是非どうぞ。

2009年8月7日金曜日

swapは大事だな

さっきファイル・サーバーのパッケージを更新して再起動かけたところ、fsckの部分で次のようなエラーが出て止まっていた。


/dev/md0 has gone 200 days without being checked, check forced.
/dev/md0: Error allocating block bitmap (4): Memory allocation failed
e2fsck: aborted

手動でfsckコマンドを実行しても同じエラーになって進まない。これまでこんなことは無かったし、エラーがメモリー割り当て失敗ということなのでメモリー・モジュールの不良を疑ったが、ふと思いついて調べてみるとswapが有効になっていなかった。swapを有効にするとfsckコマンドが実行できたので、単純にメモリー不足だったのだろう。


それにしても主メモリー512MBで起動時にメモリー不足になるとは…。/dev/md0は4TB以上あるとはいえ驚きである。できればfsckをかける前にswaponしておいてほしいが、swap区画じゃなくて、swapファイルを使う場合なんかを考えるとそう簡単には変えられないのかな。swap区画を有効にするカーネルの起動オプションとかあってもいいかもしんない。

2009年8月5日水曜日

DQ2プレイ中

先月のDQ1に続いて、おとといぐらいからDQ2(SFC版)をやっている。SFC版はかなり難易度が下げられていると聞いていたのに難しい。敵が結構強いのとマップが広いこと、そしてそれ以上にノーヒントに近い謎が多いことが原因だ。「太陽の紋章」なんて、一応「○○にあるという話です」とヒントはあるけど、どこが○○なのか不明確だし、○○に着いたってとんでもない場所を探さないと見つからない。これは降参して攻略サイトを見た。ざっと攻略情報を見る限り「ロンダルキア」に行く途中の洞窟も、攻略情報に従わないと迷いそうだ。


あんまりまじめにやっても息抜きにならないので、適当に進める予定だ。まぁ、難しいと感じる半分ぐらいの原因は、私が呪文の類をあまり知らずにプレイしているからかもしれない。バリア床を歩くとき「トラマナ」という呪文を使えばノーダメージということに「聖なる織機」を入手した後に気づいたぐらいだからw(これまでは数歩歩くたびに全員にベホイミをかけていた)。ベギラマとかの攻撃呪文を使い始めたのもテパの村に着いた頃からだし(それまでは呪文は回復専門)。


DQ1で見慣れた場所が出てくるのは嬉しいところ。ただラダトーム城と竜王の城しかないのが寂しい。リムルダールとか、メルキドの町とかはどうしたんだ。

2009年8月3日月曜日

ION搭載ノートPCを購入


先日、日経BP社に物撮りに行った帰り、ビルを出た直後に肩掛けカバンの肩紐が切れて、中のノートPCごと落下させてしまった。途中で勢いを殺したから大丈夫だろう…と思ったのだが、帰宅してから調べると、右側のヒンジ部分の金具が折れて蓋の開閉が出来なくなっていた。正確には開閉できるのだが、金具の爪がヒンジカバーを押し上げる形になり、開閉する度に「バキバキ」と嫌な音を立てる。多分、あと数回開閉するとカバーが割れるだろう。


壊したノートPCは、デルの「Vostro 1000」(TK-57搭載版)。2008年2月購入だから、たった1年半しか使えなかったことになる。出歩く度に「デカいですね(笑)」と言われていたが、それなりに性能があって、しかも格安で購入したことから結構気に入っていた。デルは英語キーボードを選べるので、当然それを選択している。サイズ以外の不満点は電池の持ちだった。4セルバッテリだと1時間ぐらいしか使えないんで、大綱ー東京間の特急電車内で作業するのもギリギリなことが結構あった。


今年は都内に出る仕事が多く、ノートPC無しというわけにもいかないので、仕方なく代わりのノートPCを購入することにした。これまで不満があった「サイズ」と「バッテリの持ち」をある程度改善し、できるだけ低価格なものというのがターゲットになる。となると、いわゆるネットブックが中心になるわけだが、モニターの縦解像度が600ドットというのは個人的に我慢できない。最低768ドットはほしい。しかもほとんどの機種が、最大搭載メモリー1GBとナメた仕様になっている。壊れたノートPCに刺さっている2GB×2のSO-DIMMを有効活用したいので、ネットブックは選択から外すことにした。


それで、いろいろ物色しているうちに目が止まったのが、PCショップ「ドスパラ」を展開するサードウェーブの「Prime Note Cresion NA」(写真)だ。話題の「NVIDIA ION」を採用していて、価格は5万9980円(OSなしの場合)。モニターの解像度は1366x768、最大搭載メモリーは4GB(標準2GB)、802.11n対応の無線LANもBluetoothも光学ドライブも搭載している。CPUはAtom 330だから、4スレッド同時実行可能。NVIDIA IONのGPU「GeForce 9400M G」の動作再生支援機構を使えば、LinuxでもH.264のフルHD動画を再生できる。


能力的には、もうバッチリ。価格もギリギリ許容範囲である。唯一の懸念はキーボードだったが、店頭で確認したところ、多少キートップがグラつくものの、たわみは少ないしキーピッチも広い。在庫があったので、そのまま購入した。購入したのはドスパラの千葉店。OSなしモデルを購入したのだが、販売時にプリインストールされたOSをアンインストールしていたのが面白かった。それと統計でも取るのか、OSは何を使うのか、ディストリビューションは何を予定しているかなど割と突っ込んだことを聞かれたのが印象的だった。動作検証済みかと聞かれたので「この製品ではまだですが、他のION製品では問題なく動作しました」と答えておいた。


購入後、遊びに行った友人宅でFedora 11をインストール。作業中に気になるようなこともなく、あっさり導入できた。NVIDIA製のドライバを入れれば、Compizだって動画再生だって楽々である。もっとも動画再生支援機構を活用するには、ちょっとした作業が必要になる。その辺のことは、日経LinuxのION特集で書く予定なのでお楽しみに。なお、背面のネジを外せば、HDDやメモリーへのアクセスも容易だった。メモリーを追加して4GBで使用している。

2009年8月1日土曜日

モンプチありがとうございました

そういえばデスマってる最中に、とあるやんごとなき方からの御下賜品が届きました。我が家の哀れな獣どもに猫缶の有難い差し入れです。今、Nさんの猫を一時預かりしていることもあり、早速使わせていただいております。どうもありがとうございました。


お礼はまた別途。

なんとか終わった

今月の仕事は、想像を絶する辛さでした。こんなに原稿が書けなかったのは過去に1度あっただけ。ネタ的には詰まるようなもんじゃなかっただけに自分でも驚きです。あまりに書けないので、「門にして鍵」「混沌の媒介」たる外的存在を呼び出しそうになりましたよ。「ち、父上ー」


まぁ、冷静に考えると疲れていたんでしょう(アストラル的に)。なにしろ、今までのんびり仕事をしていたのが今年4月からいきなりトップギアで走り始めたわけで、そりゃ息切れもしようというものです。各方面に色々ご迷惑をおかけしましたが、とりあえず今は、ゴールにたどり着いた自分を褒め称えたいです。それほどピンチでした。


次号からはこんなことが無いようにします。何より自分が辛すぎます。