2010年6月26日土曜日

ITホワイトボックス2のLinusインタビュー

6/24放送のNHK教育「ITホワイトボックス2」という番組で「家電からネットまで 影の主役 OS リナックス」というタイトルでLinuxが取り上げられた。特に目新しいことは言ってなかったが、短い時間ながら「無償」と「自由」の2つのフリーの意義、Linusが重視する「生物の進化モデル」を意識した開発スタイルといったものが紹介されていて、良くまとまっていると感じた。


内容は大部分が2009年10月来日時のLinusへのインタビュー。Linus以外では、ARM/SH-MobileやSuperHのメンテナを務めるルネサスのPaul Mundt氏のコメントや、組み込み技術者の声としてソニーの長濱弘樹氏のコメントなどもあった。


で、今日はそれをエンコしていたわけなのだが、二ヶ国語放送に加えて60iのテロップが2個所も入っていて面倒臭いことこの上ない。最初は副音声をどうやって取り出すのかも分からなかった。色々試して、BonTsDemuxで「音声ES」を1にすることで無事に分離できた。60i部分は分割エンコして最後にマージ。いい加減、インターレースとかやめてほしいんだよ。

2010年6月16日水曜日

ありゃー…「しばらく」とうとう潰れちゃったのか…


福岡のラーメンチェーン「しばらく」の経営会社が自己破産申請を準備中だとか。残念ながら西新と天神の直営店はすでに閉店らしいです。嗚呼…元祖長浜屋に続いて思い出の味がまた消えたか。関東などにあるフランチャイズの店は残るようですが、(少なくとも日本橋店は)愛用していた西新店とは結構違う味なので代わりにはならないかなぁ。関東の他店には行っていないので、こんど行ってみようかな


味の方向性は、じゃんがらの「ぼんしゃん」に近く、あれよりも濃度やや薄く化調多め、表面のラード多めという感じです。正直、ぼんしゃんの方が美味いのですが、福岡に帰省した際には必ず訪問していました。2009年10月に従姉妹の結婚式に出席するため帰省した際にも立ち寄っています(写真はそのときの西新店のもの)。昔、私が母のお腹の中にいた時期に、無性に食べたくなることがあって母がしばしば通っていたとか、そういう逸話がある店でした。


なお、このエントリのタイトルは律の声で読んでください(笑)

2010年6月11日金曜日

板尾主演で「電人ザボーガー」映画化

板尾主演で「電人ザボーガー」映画化!36年ぶり復活ヒーローに変身"」らしい。なんかもうタイトルだけで笑いがこみ上げてくる。これは観たい!できれば、正面から大門の「暑苦しさ」を演じきってほしいものだ(オリジナルの役作りを否定するわけではないが)。おっと……記事を良く読んだら、板尾さんがやるのは「熟年期の章」だけらしい。飛竜三段蹴りとかはゴーオンレッドだけに任せるのかな……だとすると残念かも。


どうせならホンコンさんに松江健を演じてもらって、ストロングザボーガー化なども実現してほしい。楽しみなのはストロング化ではなくて、大門との喧嘩と、「ガッツボルト!」の掛け声なのだが。


あとまぁ、ザボーガーのデザインについてはオリジナルにこだわらなくてもいいんじゃないかな(笑) せっかくなんで格好良くしてください。あのままでも笑えるからいいけど。……って、これも記事を良く読んだらデザインは当時のままのようですな。


板尾創路、70年代の特撮ヒーロー「電人ザボーガー」映画版で主演に!46歳のすごいアクション披露」こっちには写真があったよ。ザボーガーはちょっとスリムになってるな。板尾さんは……とても大門には見えん(笑)

2010年6月2日水曜日

猫の目で時刻は分からない

子供の頃から猫を飼っていて不思議に思うことに、なぜいつまでも「忍者は猫の目で時刻が分かる」という与太話がなくならないのかというのがある。甲賀流忍術屋敷の公式ホームページなどにあるのはまぁ良いとしても、Wikipediaのネコの項目にも真しやかに記載されているのには脱力する。


当たり前の話だけど、猫の瞳は時刻ではなく明るさに応じて大きさが変わる。雲が出ていれば時刻と明るさの関係は不定になるわけだし、猫がどの方向を向いているか、どこにいるかでも瞳の大きさはかなり変わる。瞳の大きさから時刻が分かるはずがない。雲の量が一定の日に同じ状態の猫を長時間観察したという条件下で、「正午を過ぎた」かどうかがせいぜい分かる程度だろう。


快晴であれば時刻と明るさの関係はある程度一定になるかもしれない。しかし、そもそも太陽が見えているなら太陽の位置を見れば時刻は分かる。影を使っても良い。猫に頼る必要はないのだ。夜間はもっと問題が複雑になる。月齢によって時刻と明るさの関係がまるで変わるからだ。こちらも月齢と月の位置が分かれば時刻は分かるし、そちらの方がよほど確実である。


さらに言えば、猫の瞳は気分次第で結構サイズが変わる。猫の興味を引くものがあれば大きくなるし、獲物に飛びかかる直前には明るさにかかわらず最大になる。病気や怪我で縮瞳・散瞳に支障がある猫もいる。それ以前に猫がいなけりゃ話にもならない。こんなものに頼る忍者がいるわけがない。


もっとも、こんな話が流布していても別に誰が困るわけでもないから、大抵の人は「言わせておけばいい」と黙ってるんだろう。忍者同様に中国人も猫の瞳で時刻が分かるだの、秀吉は朝鮮出兵時に(他の武将のこともあり)時計代わりに猫を連れて行っただのといった話もあるが、いずれも与太話以上のもんではない。

2010年6月1日火曜日

サイゼリヤって本当に「くちなしの花」が由来なの?

イタリアンファミレスチェーン「サイゼリヤ」の名前の由来は、公式サイトの「クイズで知るサイゼリヤ」によれば、イタリア語(古語)の白い花の名前に由来していますとなっており、その白い花は「くちなしの花」であるとしている。


だが、ここにはいくつかの謎がある。まず「イタリア語(古語)」が何かということだ。ラテン語なのか、そうではないのか。


仮にラテン語だとして、どういう綴りなのだろうか。くちなしの学名には、もちろんラテン語が使われているのだが、その学名は、18世紀の北米の自然学者Alexander Gardenを記念した「Gardenia」という属名と、「ジャスミンのような」という意味の種小名「jasminoides」から構成されている。これはとてもサイゼリヤとは読めない。さらに言えば、昔から親しまれている植物の命名とは思えない。それもそのはずで、くちなしの分布は東アジアのみで、ヨーロッパで知られるようになったのは18世紀頃になってからのようなのだ。


くちなしにこだわらずにさまざまな植物の学名を調べてみたが、サイゼリヤっぽい名前は、アフロディーテやヴィーナスの別名「Cytherea」を含む、マレー原産の「卵の木」(Spondias cytherea)ぐらいしか見つけられなかった。さらに学名以外も検索すると、ボタンの園芸品種の「Peony Cytherea」があったり、ランの一種である「Calypso」の別名がCythereaであるということも分かったが、いずれも「くちなし」には程遠い感じである。


埒が明かないので、サイゼリヤのカスタマーサポートに聞いてみた。だが残念ながら、「イタリア古語がラテン語なのかどうか」についても「どういった綴りの単語なのか」「出典は何か」についても分からないという解答だった。クイズにまで出しておいて、そりゃどーなのよ!と思わなくはないが、粘っても答えが得られるわけでもなさそうなので、「できれば調べてWebででも明らかにしてほしい」と要望を出すに留めた。うーん、しかし、モヤモヤしますな。「探偵!ナイトスクープ」にでも調べてもらうか?


しかし、こういったことに皆悩んだりしないのだろうか? キモヲタしか疑問に感じないのか? 一応、同じ疑問を持っている方もいるようなのだが……。