スイッチングHUBの空きポートが1つ足りなくて微妙に不便な思いをしていたが、たまにしか使わない機器のためにわざわざHUBを買い足すのもどうかということで放置していた。しかし今日、「常時起動しているLinuxマシンにNICを追加してブリッジを作ればいいんじゃね」ということに遅まきながら気がついた。
ちょうどエアリアのPCI-Ex1接続NIC「SD-PEGLAN-S1」が余っている。これは、米Agere Systems社(現、米LSI社)のGigabit Ethernetコントローラ「ET1310」を搭載するNICである。同コントローラを搭載する製品は珍しく、製品の箱にも「国内では珍しいAGEREコントローラ搭載モデル」と誇らしげに書いてある。追加するNICとして、これを使うことにした。
ET1310などET131xシリーズ用のドライバは、Linuxカーネルに一応マージされているが、まだテスト用の「stagingドライバ」の段階である。そのため、私が使用しているFedora 12のカーネルでは標準では有効になっていない。「yum list | grep et131」をしても引っかからないので、こりゃドライバのソースを持ってきてビルドするしかないかな…と思ったのだが、よく見てみるとRPM Fusionで「kmod-staging-PAE」というパッケージが配布されていた。stagingドライバはまとめて配布されているわけだ。それはどうなの、という気もしなくはないが、まぁ、とりあえずは助かる。これをインストールしてドライバの問題は解決した。
ブリッジ設定用の「bridge-utils」パッケージをインストールして、/etc/sysconfig/network-scriptsに次の3つのファイルを置いてnetworkサービスを再起動すれば設定は終了。eth1に接続した機器もネットワークを利用できるようになった。
■ifcfg-br0
DEVICE=br0
ONBOOT=yes
BOOTPROTO=dhcp
TYPE=Bridge
STP=off
PEERDNS=yes
■ifcfg-eth0/ifcfg-eth1
DEVICE=eth0(またはDEVICE=eth1)
ONBOOT=yes
TYPE=Ethernet
BRIDGE=br0
PROMISC=yes
なお、NetworkManagerサービスは停止させる必要がある。
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